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ブックマーク / akouroushix.hatenablog.jp (45)

  • 三百代言と「あこう浪士偽弁護士事務所」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世に様々仕事などあるところで、真っ当なのからかなり如何わしいのまでそれは多様に取り揃えてございます。 釣り師といいますのは職業ではございませんで、魚を獲る事で生業をなすのはこれは職漁師の領分、釣り師といいますと魚を釣る事に他人様よりよほど固執したところの蕩尽者のことですから、くれぐれも漁師の方とお間違いなきよう取り計らいをお願いするところです。 「師」と名の付くもの、詐欺師・山師・地面師などとあまり褒められた扱いは受けぬものでして、いずれもひと山当たるか当たらぬかの瀬戸際で成り立つものでございます。 これが同じ「し」でありましても「士」と成りますと、公的な資格となって権威がございますし、世間の扱いも雲泥の差、天地ほどにも違うのですからゆめゆめ間違いなど有っては成らぬ事なのです。 「士」がふらりと自転車を揺らしながらやって参ります。 この士は弁護士でこれから数時間は世間話と肝心の用向きに付き

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    mml_jp 2017/03/09
  • 「勝馬」の爺さんの競馬予想 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    同じ釣りをするにいたしましても、そこは上手と下手ということでございまして、衆目の納得するところで、容赦なく分けられるのです。 これは釣りに限った事ではありませんで、何事も上手、下手の仕分けが行き届いております。 上手と言いますと最初からそうであったかと言いますと、どうしようもない天才を除いて、どちらもやはり駆け出しと言うのはあるものでございまして、浪士の野朗がまだ釣りを始めて間が無いころのことでございました。 「土手の柳は風任せ、可愛あの子は口任せ」などと、いい加減なパチンコ屋さんの店内放送が二時間おき位にはまだ有った頃、ここ福山にはまだ福山競馬が存続しておりました。 馬主別当の君さんの手引きで勇躍競馬場にいきます。そこは博打場でありますからさぞかし殺伐としたとこだろうぐらいには思っております。荒くれ者に鉄火場の緊張感、森の石松に八尾の朝吉、我らが座頭市に唐獅子牡丹を背負った建さん、さぞや

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    mml_jp 2017/02/28
  • もう勘弁してやってはどうかい! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    さてお立会い、何の変哲もない一枚の写真此れがどうしたと怪訝な顔をされるところですが、此れがどうこうするのですから世の中退屈はしないように出来ておるところで御座います。 さてこの車、何処にでも転がっていそうな古い物ですが、これがそんじょそこらにある古いものと一緒にされたのではかなわない、何しろ丁度50年目を迎えたところで大往生、ここ20年来夏には強力な暖房がよく効いて、冬には凍死体の製造機などとも呼ばれる冷房がこれまた容赦なく効くという、誠に不都合を絵に描いたような代物なのです。 そうあの携帯電話をたびたび海中に落とした高下君の車です。サニーの50年前式という代物で、この度あえなくご臨終と相成った次第、これを評して「JAFいじめ」の究極のお手とも言う人があって、これまでたびたびご厄介になったところだが、高下君にいたってはエンジン乗せ替でまだ鞭打つらしい。 「まだまだこれからですよ・・・」

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    mml_jp 2017/01/31
  • 猫寄せの久良やんはかく語りき! 墓暴きの顛末と言い訳 (1) - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    (前編)吉備の歴史が変わる!中国地方最大の飛鳥時代の王墓墳「猪ノ子古墳」。 はじめてお目にかかります、久良(くら)でございます。このブログを楽しみに読まれている方々に、あこう浪士さまのブログジャックをしましたことを、心より深くお詫びする次第でございます。 浪士さまの強力なご推奨をいただき、私が主張しております「飛鳥時代・吉備福山中枢説」を掲載させていただくことになりました。そのようなことには興味がない、とおっしゃるかたも多いのではないかと存じますが、ご容赦頂きますようお願いする次第でございます。 浪士さまに墓暴きと揶揄された私が、福山市教育委員会に古墳調査を働きかけた目的は「壊れかけている広島県史跡・猪ノ子古墳(いのここふん)の修復と復元。飛鳥時代の中四国・吉備の中枢は福山地域である、ことをより確実にすること。」にありました。 しかし、備後が吉備の国であり吉備後国(きびしりのくに)から変じ

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    mml_jp 2017/01/26
  • 感想文・反省文に起請文、懺悔せよと釣り師に迫ったのだが! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    寒さも厳しくなったところで釣場も閑散といたします。釣り師などといいますのは粋がって釣り場に赴く者と、だんまりを決め込んでもっぱら頃合を計り気候がよくなるのをひたすら待つという奴に分かれて参ります。 どちらも今釣るか後ほど釣るかの違いで御座いまして釣り師はやはり釣る事しか考えておりません。 さても積み重なったものなり、先日ブログの記事数が250記事を越えておりました。 釣場のあれこれ、戯言ばかりでお笑いいただいたところですが、最近ではあの事は書いたか書かなかったか、とんと定かではありません。 ここは一番、全部読み返して生き恥ををさらえる事をしなければどうにも具合が悪い。 それには少々時間稼ぎをしなければいけないのだが、何か良い手は無いかと思い巡らすうちに・・・・あった! 「なあ高下君、恥ずかしき事の数々ブログで晒されたところだ、どうだね感想文・反省文の一つも書いて人生やり直したらどうだい」

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    mml_jp 2017/01/24
  • 猫寄せの術を使う久良さんはマタタビで出来ている - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    墓暴きなどとかなり物騒な事でお騒がせしたところです。 片肺の墓暴きの言うところによりますと、と申しますのは良く観察しているもので、さすらいの忠兵衛の記事はまさにその通りだろうと言うのである。 にしてみれば釣場で釣り師の腕の良し悪しを見極めるのはたやすいことで、かえってそんな能力を退化させた人間のほうがその能力を驚いてしまうと。久良さんは魚は釣らないが、人間がもしそのような能力に立ち返ることが出来たら、釣り師はもっと魚の釣れることに成るだろうと言うのである。 はたして人間が観察眼を取り戻すことが出来たらそれは進化したと言う事なのか、それとも原始に帰る退化なのかは定かではないところだが、いずれにしてもいまはその能力からは程遠いところにいる。 akouroushix.hatenablog.jp 「わしゃあが寄って来るんで・・・」 久良さんは話の途中でこう言い放って 参ります。何事かと事情を

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    mml_jp 2017/01/19
  • 巻き上げられる波止場の釣り師と「菜っ葉の小母さん」の釣り ! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    波止場と申しますのは文字通りの事で、波を止める用向きで作られたものでして、決して釣り師がたむろする為に作られたものでは御座いません。 船を舫で船だまりにしますのと、もしもの大波や高潮のために備えるもので、そのもしもなどめったにあるものでは御座いませんで、大半は釣り師の手慰みの場と成るのです。 こちらの波止場は我々筏釣りの出船場とも成っておりますところ、いきおい筏の釣り師と波止場の釣り師が混在するということに成ります。 釣る魚と釣り方が違う為に分かれるのですが、話しと趣向が違ってきますから日頃あまり行き来はありません。波止場でも挨拶を交わす程度ということで折り合いは付いております。 どの集団にもおやと思わせる特異な人は有るもので、日頃あまり感心を持たぬ波止場の釣り師の中にも思わず目を向ける人のあるところです いつも手提袋を両手に提げて、少々丸っこい身体を終日ちょこまか動き回る極普通の婦人の釣

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    mml_jp 2017/01/17
  • 「庄屋の娘もゆうてみにゃあわからん」それで駄目なら「二度三度」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    寒い時期と成りますと魚の活性は落ちてきます。ただこの季節をここぞとばかりに動き回る魚もありますから、釣り師は退屈いたしません。 寒いということに成りますといきおい人間の活性も落ちる事と成りまして、釣り人の数も減って参ります。 この時期は余程の好き者か、世間知らずの下手糞の登場と成るわけで御座いまして、前回に続いてまた下手糞が現れる事と成って、世間様のひそやかな笑いを誘うのです。 「石川や浜の真砂は尽来るとも世に盗人の種は尽くまじ」と かの石川五右衛門先輩が仰るところですが、種が尽きないのは盗人ばかりでは御座いませんで、ひとつ釣り師も例外では御座いません。 水の中の魚を得たいと願うのは大古から人間思うところは同じで、苦心惨憺あの手この手を編み出しては翻弄されて参ります。 なにしろ此れで絶対釣れるという最終兵器はいまだ持ち合わせていないのですから、新手の挑戦者は無尽蔵に湧き出て参ります。寄る年

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    mml_jp 2017/01/10
  • 細工用の竹を算段しに参りました。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    暫く更新を休んだところですが、体調などの事ではなくこの冬仕込む竹などを算段しに藪に籠もっておりました。 竹などは活性の高い時は勢良く水分を吸い上げるものでして、寒くなりますとこの量が少なくなって参ります。 この頃合で竹は切るものでして、虫など付かないこの時節が実に都合のよろしい事と成って参ります。 竹を切ると申しましてもそこはおのおの個性の出るところで、後先考えずにとりあえずなぎ倒すのから、余分目にひたすら長く切り出すもの、はたまた人の切り出した竹に目移りがしてくれくれと「物貰い」に徹する者など、頭の数だけ切り方が違うのですから面白う御座います。 労働者階級の森川君など切り口の竹の皮がめくれ上がっておりまして、これでは弱い上に先々細工するのに不都合な切り方と成っております。 黙って好きにさせるのですが、この先痛い目に合ったところで切り方を注意しておればと思い当たるのは必定なのです。 まあ、

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    mml_jp 2016/12/20
  • さすらいの忠兵衛 波止場の巡回 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    どの世界にも「主」と呼ばれる、下手をすると化け物に近い評価をされるものが有るところで御座います。 まあ大概が場を仕切る、その場の親分扱いと言う事で御座いまして、何事もこの人の顔色を卑屈に伺うと言う事で折り合いの付くところで御座います。 今のところ太平洋の主が第七艦隊ならば中国の主が習さん、ロシアの主はプーさんと、収まりのついているところで、おうちの主は山の神、会社の主は社長さん、波止場の主は「さすらいの忠兵衛」という事になるので御座います。 この主といいますのは時として変わって参るものでして、トランプだかスランプだかの、新参者も現れるのですから周囲にはよほど注意を払わねば成らぬところです。主もおちおちと胡坐ばかり搔いている訳には参りません。中には占い師の後ろ盾がある主もあるのですから、余程主と言うのも様々あることです。 いつの頃からか皆のはっきりした記憶は無いところだが、釣り師を運ぶ渡船場

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    mml_jp 2016/12/08
  • 君さんは今日もめげずに自転車をこいでいる - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    しばらく見ぬうちに思わぬ変化をしていると言う事は世の中に数あるものでございまして、よその子などこれはよっぽど引っ張り上げたに違いないと思わせるほど背が伸びたりしていて変貌を遂げておりますから、一寸の油断が大きな驚愕につながって参ります。 色の白い君さんは人より一寸立派な巨体を自転車に乗せてゆらりゆらりと現れて参ります。 サーカスの白熊が自転車乗りの芸をしているかのごとくですから、どこやらの国で作った安手の自転車などは気の毒なもので、何もあそこまで自転車いじめることもなかろうにと同情を買う始末と成っております。 君「浪士さんよう・どがなんかな」 浪「ほいきた、今日も自転車苛めに精が出るのお・ちったあ加減しちゃらんと自転 車の親が我が子が不憫じゃと泣いとるで」 浪「世間の宛がい扶持の冷や飯に漬けもんで青息よ・・君さんはどうな?」 君「そりゃぁあんたの努力が足らん、わしは朝新聞配って、ついでに

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    mml_jp 2016/11/29
  • 魚を釣ったんですが・・・私はどうしたらいいのでしょう! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    すっかり冬の様相が街中にも山にも海にも充満している事でして、釣り師も着込んでまるで雪ダルマがすすで汚れたような格好に成るので御座います。 お世辞にも見られたものでは御座いませんで、何処に出しても恥ずかしい格好といいますのは、やはり海上に隔離するのが落とし所となって参ります。 この季節の釣り物といいますのは、この辺りではメバルが中心になって参りまして、それぞれ満を辞した専門の釣り師が、はやる気持ちを押し隠してさも平然と振舞って参るのですから、心根が分かるだけにどこか可愛いのです。 釣る魚によって姿かたちから動作所作が違って参りますから、メバル狙いの集団など押し寄せる事となりますとそれはかなり躍動感が漂って参ります。 「メバルは足で釣れ」などと申しまして、群れで移動して条件によっては海底から海面近くまで生息するのですから、それは浅ましく動き回って釣らねば成らぬ事です。 立神さんという人が有って

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    mml_jp 2016/11/28
  • 猪は落ちてきたら保険が降りる - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世の必要悪の中に保険と言うものが御座います。有ってもかなり迷惑なものですが無くては困るものでして、大概が事故など生じた場合には大変重宝するものです。 これが平時におきましては金い虫となって参りまして、随分と邪魔なものと思うので御座いますから保険をかける側からいたしますと手前勝手のわがままになって参ります。 今回は猪と車と言う事ですから、諸兄おなじみの自動車保険ということに成って参ります。災いの数も多いところで、嫌でも保険には入っておかねば危なっかしくてしょうがありません。 保険と言いますのは一つ車だけでは御座いませんで、ありとあらゆるところで社会にはびこっております。 以前飛び込んできた保険会社の営業が言うには、何でも保険の対象にして、その人に合わせたどんな事でも特別注文誂えますなどというのも出てまいるのですから、社会の隅々まで浸透してがん細胞のようにはびこるのです。 保険の変種などと言

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    mml_jp 2016/11/24
  • 馬鹿は風邪を引かないのか - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    「馬鹿は風邪を引かない」なぞと言いますのは、世間様に広く行き渡ったところで御座いますが、やはりそこは人の子ですから風邪を引いてまいります。 およそ釣り師なぞと言いますのは、世間様からの扱いは「ああ、釣り師か」ぐらいの扱いで、社会の隅っこのほうに申し訳程度に捨て置かれているぐらいのものでして、人様のお役に達者に貢献するなどと言う事は御座いません。 何を呆けておるのかと、効率ばかりの世間様は、金子があるなら買うほうが早いのにと釣り師の扱いなどぞんざいに成るばかりの事でして、早い話が無益な何も生み出さぬ馬鹿の呆け物と言うことで御座います。 世間様の通り相場「呆け者の馬鹿」と言う事になりますと、世間様は風邪など引かぬだろうとお思いに成るところ、いやはやその通りで御座いまして風邪など引くものではありません。 何しろ夏時分は思い切り汗をかくこととなって、これが功を奏してまいります。浪士様など釣り業界の

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    mml_jp 2016/11/21
  • 神様・・上納金は付けにしてくれまいか・・・ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    秋たけなわとなって、あちこち催し物の多い事となって参ります。 なんといいましても祭りということで御座いまして、どちら様も浮き足立ったところで賑わって参ります。 最近の祭りといいますのは、いたって健康的で参加するよりも端から眺めると言うのが多いところで御座います。 地方の零細弱小の祭りと成りますと、神輿はトラックに乗り、どこか投げやりで表面をなぞるだけと言うのが多く御座います。 祭り然としたのは有名どころだけということで御座いますが、こちらとて来ある匂い立つ狂気などと言いますのはとっくに牙を抜かれておりまして、実に健康的でたおやかと言う事で御座います。 「浪士さん今年も縄ぁ張っつかい・・!」 こういって縄の束を持ってきたのは祭りの役員さんで、今年も神様の縄張りを善男善女に再確認させようと、神様の魂胆で手下に縄を張らせて参ります。 「事務所周りだけでええんじゃな・・ところでつかぬ事を聞くがこ

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    mml_jp 2016/10/31
  • このブログは漢字が多いいので理解しにくいと豚カツ屋が言うのだが・・ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    今日も雨であるところで、今年は秋番が 無いのではないかと思う次第で御座います。このまま冬に突入など情緒の欠片も無いのはちょいとばかり不都合なところと言う事になって参ります。 釣りにとって大敵は雨風もあるところですが、天候の偏った異変などと言いますのは実に厄介極まるもので御座いまして、釣り師の面々それは修正に苦労して参るもので御座います。 何しろ例年ですとこの季節でこの様子ならこの魚が釣れると、それは季語のようにやってくるのですから、日付に合わせて道具や仕掛けを整えると言う風に成って参ります。 これがその時節に成っても海のご機嫌が悪いと言う事に成って参りますと、釣り師の機嫌などすこぶる悪いと言う事になるのですから、文句を言う行き場の無い釣り師にとってハンドルの無い車を宛がわれたようなものなのです。 とまあ何やかやとあるところで、釣りにいけぬ釣り師は人並みに腹が減って参ります。これは時間が来

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    mml_jp 2016/10/19
  • 津軽三味線 高橋竹山さんと 釣り師  その3 神戸地震 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    福山に竹山さんをお迎えしたのは都合四度のことだった。 最初はいかんせん右も左も、その上前後も分からぬ無謀な企て、あちこち綻ぶところで 冷や汗をかいてまいります。 このような催しは一人の手では運営が無理なところ、知り合いなど70人ばかりを関係者として運営に当たってもらいます。 なあに打ち上げで不足の無いよう一服盛るのですからよく動くのです。 「飲み足りん、い足りんが有ったら返さない」が合言葉ですから、不足の出る幕など隙間のない事です。 公演を数度繰り返しますと同じ関係者ばかりですから、目を瞑ったところで事は運んで参ります。 当初は「三味線・・ださい」などとほざいた若い衆も最初の公演が終わると早速CDを買いあさる手のひら返しの術を使うのですから、見かけで決め付ける怖さを味わう事と成って参ります。 主催すると言うのは因果な商売で、公演が始まるまでは不測の事態を空心配いたすもので、一週間前辺りか

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    mml_jp 2016/10/11
  • 津軽三味線 高橋竹山さんと  釣り師   その1  出合い - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    思い込みというのはどちら様にもある事で御座いまして、大概が現実と大層違う事となって驚いてまいります。 これとよく似たものが勘違いというのもあるところで、こちらは粗忽者が事を急ぐあまり早々と、何の裏づけも無いところで思い込んだりいたしますものですから、大層恥などかいてまいります。 先代の高橋竹山さんとの出会いは35年ばかり前のことでございまして、釣りなどを始めて面白くていけません、そんなところに広島で高橋竹山さんの演奏会があるから渡世の義理で付き合えなどと、かなり人の弱いところを突くお誘いを受けるところです。 覚え始めの釣りはそれはおもしろう御座いました、そりゃああなた目の前に得体の知れぬものが現れて、釣れるもんなら釣ってみろなどと挑発するのですからたまりません。 「世を捨ててこの課題に挑みかかるか」とは、若い粗忽者にとって決心するのに時間は掛かるものではありません。 津軽三味線というではな

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    mml_jp 2016/10/04
  • 船頭は250万円の借金をどう返そうとしたか・・ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    そろそろ手の秋を迎えることと成りますと、次第に気になるのが隣は何をする人ぞ、ということに成って参りまして、人様の振りが気になって参ります。 そこに行きますと釣り師の秋なぞと言いますのは、到って分かりやすく、やはり釣りで御座いますから、どちら様も安心して捨て置くので御座います。 さて、捨て置かれた釣り師の運命やいかに成りますものやらとご心配の向きもあるところ、そこはそれ世の中よく出来ておりますもので、これを拾って参るものが出てまいります。 船頭と言いますのは釣りいかだの経営を手がけるところ、客有っての商売ですから喜んで釣り師の一向拾って参ります。何がしかの口銭でいかだの送り迎えが生業と成るところで、250万円掛かった船の修理代を漁協に返済せねば成りませんから、それは浅ましく拾って参りたいのですが、そうあからさまに態度に出すわけにも参りません。 その船頭の、皆に読まれきっている、小市民としか

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    mml_jp 2016/09/29
  • 「老人と海」 孫に先を越された釣り師はこう足掻いて参りました - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    秋と言う事で世間様はそれぞれ「秋」を確かめに散策するところで御座います。 釣場におきましても、秋の魚ということに成って参りまして、それは気候も良しく賑わいを増すところで、欲の皮を目いっぱい張ったところで出っ張って参ります。          大概が当てが外れて、釣れもせぬ魚を夢見るところと成って参るのではございますが。 楽しい事は一人ではなく、出来ますれば同好の志や気の合うところで、わいわいやるのが又別の楽しさとなって参ります。 釣場におきましても、組み合わせで多いのは友人知人同好の志などで御座いまして、中には訳ありの少々艶っぽい道行などと言うのもあるところで、目をそむけながら覗き見しなければならない事と成って参ります。 柿井さんは、随分と大きな釣りクラブで世話役を勤めた人だ。 人柄と腕で収まりを付けるところで、盛んな頃は全国の大会で名の知れるところとなって、実績でもその辺を黙らせて参りま

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    mml_jp 2016/09/26