1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー) 前の記事:日本で唯一!農業書だらけの本屋に行く > 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮 昔のガイドブック 本屋さんに行くといろいろなガイドブックが売られている。多くは毎年更新され、ページをめくれば最新の情報が記されている。どこかに旅に出ようと思った時、ガイドブックは旅の相棒となる。 古いガイドブックがございます! 最新のガイドブックがあるということは、最新ではなくなったガイドブックもあるということだ。多くの場合、そこに記される情報は過去のものとなり、価値を持たない。しかし、当時を知るという意味での新たな価値が生まれる。 1989年のガイドブックなんです! 上記のガイドブックは1989年に出版された「西ドイツ」のガイドブッ
この『四分の一世界旅行記』はSF・奇想短篇集の『半分世界』でデビューし小説家として活躍している石川宗生によるバックパッカーとしての旅行記である。四分の一世界旅行記と題されているように、訪問する場所は中央アジア、コーカサス、東欧の15カ国。世界一周でもなければ、アマゾンの奥地にひそむ巨大ナマズを見つけるみたいなビッグ・テーマや企画がある旅ではない。旅が好きな作家が行った、気ままで地味な旅行記だが、それがなんだかおもしろい。 いまのご時世、インターネットに情報は溢れかえっており、旅先でそうそう絶体絶命のピンチに陥ったりすることもない。言葉が通じなくても、スマホで翻訳すればやりとりできる。ある意味、現代は魅力的な旅行記を書きづらい時代である。本書でも本当にたいしたことは起こらないのだけれども、その分、旅の細かなディティール──何を食べたとか、どんな人と出会ったとか、ちょっとした困りごと、悩みごと
2017年に放送された第1弾を皮切りに、不定期放送ながらもSNSや口コミで反響を呼び、業界内にも多くのファンを持つ『ハイパーハードボイルドグルメリポート』(テレビ東京)。その番組が書籍となって、3月19日より発売された。普通の人が入り込めないような場所で、そこに生きる“ヤバい”奴らの“ヤバい”飯を撮り続けてきた、番組プロデューサーの上出遼平さん執筆による旅の本。そこに秘められた思いとともに、影響を受けた「旅の本」を聞いた。 Text:横前さやか ――――書籍化はもともと考えていましたか? 僕はめちゃくちゃ書きたいと思っていました。テレビはわかりやすいし、伝わるものも多いんですが、そもそも映像であるということや放送時間などの制約がたくさんあるので、すべてを伝えるのは難しいなと思っていて。いろんな国のいろんな人に出会うたびに「本なら描けるんだけどなぁ」という思いが強くありました。オンエアされて
いざ、人類の闇へ――。 【内容紹介】 「死」「無し」「世界の終わり」──。悲しい地名には何があるのか? 世界じゅうの<虚無な場所>をのぞき込む、旅行ぎらいのためのガイドブック。 「絶望山(Mount Hopeless)」「虐殺島(Massacre Island)」など、知られざる虚無スポット24か所をガイドブック形式で紹介。それぞれの場所の歴史や興味深いエピソードをユーモアとペーソスをまじえて綴り、大の旅行ぎらいである著者による旅エッセイも掲載。さらに詳細な地図や、日本からのアクセス・総費用など、役に立つ旅情報もてんこ盛り。巻末には、全144か所掲載の「世界の「虚無な土地」リスト」を収録。 世界で話題の旅Instagram(@sadtopographies、フォロワー10万人超え)の著者による、虚無な時代のための旅行書です。#虚無場所 【目次】 イントロダクション 幻惑島(南極) 世界の終
これまで隠していたが、ガイドブックを読むのがうまいと自負している。多くの人は、旅行に出かける前と旅行中に読むだけだろう。わたしの場合は違う。旅行から帰ってきて、再度、必ずガイドプックを熟読する。 そうすることによって、ガイドブックに書かれていた怪しげな情報がわかる。それ以上に、自分が発見した、ガイドブックに載っていなかったことが浮き彫りになる。この経験を繰り返すことによって、自称ガイドブック読みの達人になったのである。 では、どのようなガイドブックが優れているか。まずは、見るべき場所がたくさん載っていることが必要だ。知らない場所に行くのである。何があるかわからない。たいがいの場合は時間に限りがある。となると、できるだけ多くのことを揚げてもらって、そこから選ぶ必要がある。 つぎに、あまり説明されすぎていないこと。美しい写真がいっぱいあって、見どころが詳細に書かれていると、いざ行った時に感動が
明日は汽車の中で眠りたくない、と何度も思ったものだ。地図を見て、時刻表をめくりながら、旅を組み立てていく時間は、至福の時間である。この至福の時間があるからこそ旅に出たくなるのだ、とも思える。 実際に旅に出て列車に何十時間も揺られることもある。自分が計画したのだから、予期したとおりのことだ。しかし「至福の時間」には忘れていた倦怠感が身体を蝕み、心地よいはずのジョイント音や振動さえ苦痛になってきて、ついに計画を放棄してでも列車から降りたくなる。 われわれがそうして列車を降りたとしても、計画が変更されるだけのことで何の問題もない。しかし旅行作家下川裕治は列車を降りることはできない。いや降りてはいけないのだ。 本書の企画は、世界の長距離列車の運行距離に惹かれてランキングを作ったところから出発している。9〜10ページのランキングを見ると、私には意外な列車が1位にランキングされていた。ウラジオストク〜
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