映画界に乗り込んだオバマ前大統領の最新作は── バラク・オバマ前大統領が一線を退いてから、2年半以上になる。 講演活動などを続けていたオバマだが、2018年に退任後初めて、ドナルド・トランプ大統領を批判するような政治的発言をして話題になった。 オバマはイリノイ州の大学でスピーチし、トランプについて「『恐怖と怒りの政治』を実践するデマゴーグ」であり「民主主義に対する脅威だ」と辛辣に述べている。ちなみにトランプは当時「(オバマの)スピーチは聞いたけど、居眠りしてしまった。彼は素晴らしいスピーチをする──寝るにはもってこいだ」と皮肉っていた。 そんなオバマが、最近また話題になっている。 米黒人向けサイト「ザ・ルーツ」は、「痛烈な一撃だ──。TV制作に進出したオバマ夫妻の最初の作品を見た視聴者らの感想は、まさにそういうものだった。彼らが制作したTVドキュメンタリーは、中西部と北東部の寂れた重工業地