台湾の蔡英文総統がロサンゼルス郊外で、アメリカ下院のマッカーシー議長と会談した。これに反発した中国は4月10日までの3日間、台湾本島を取り囲むように、海域・空域で軍事演習を実施した。さらに中国当局は軍事面以外でも対抗措置を取っている。東アジア情勢に詳しい、飯田和郎・元RKB解説委員長がRKBラジオ『田畑竜介 Grooooow Up』で、もう一つ対抗措置の対象となった、台湾の駐米代表について注目していると語った。 台湾近海での軍事演習は比較的、抑制的だったように思える。しかしそれは対抗措置の第一弾だ。台湾政策を主管する中国の部門は4月7日、台湾の蕭美琴・駐アメリカ代表に制裁を科すと発表した。内容は、蕭美琴代表本人や家族が、中国本土や香港、マカオへ行くこと、また、蕭氏と関係のある企業が中国本土の組織や個人と協力することを禁じるものだ。 ただ、蕭美琴氏は、アメリカのペロシ下院議長(当時)が台湾を