証券取引等監視委員会は、インターネット取引のカブドットコム証券でコンピューターシステムのずさんな管理が発覚したとして、金融庁に対して行政処分するよう勧告しました。 監視委員会が去年10月までの4年余りの記録を調べたところ、顧客が取引画面に入れないとか注文が遅れるといった障害が、実際には120件起きたのに、社内では3件として扱い、その大半は金融庁に報告していなかったなどの実態が見つかったということです。 これに対してカブドットコム証券は、「おととし株式市場がにぎわって急速に取引が増えて対応が遅れたためで、現在のコンピューターシステムでは問題は解消している」として、金融庁からの処分が出た後、調査報告書を提出する予定です。 http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000050533.html