北京五輪アプリ、帰国機中で削除徹底 対策を強化松野博一官房長官は９日の記者会見で、北京冬季五輪でインストールを義務付けられた公式アプリ「ＭＹ２０２２」をめぐり、スポーツ庁が日本選手らに帰国前の削除徹底を要請する対策などに関して「日本選手団の情報セキュリティーの確保に万全を期したい」と述べた。 同庁と内閣サイバーセキュリティセンター（ＮＩＳＣ）、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）と日本パラリンピック委員会（ＪＰＣ）は既に対策を協議し、公式アプリ使用を最小限にとどめ、出国後のスマートフォンからの削除などを周知していた。 松野氏によると、さらにセキュリティーを強化するため、五輪の日本選手らには帰国時の航空機内でアプリ削除を徹底し、帰国後も同意の上で専門家の検査を行うなどして不正アクセスを防ぐ。また、パラリンピックの日本選手団全員には、アプリをインストールするレンタル端末を配る。 海外の一部報道では、米国や英国など欧米７カ国が諜報活動による個人
