札幌市の円山動物園は20日、雌のアジアゾウ・パール(19歳)が19日に赤ちゃん1頭を出産したと発表した。性別は不明。母子ともに健康状態は良好で、授乳も確認された。一般公開は約1カ月後を予定している。 同園によると、赤ちゃんの体長は推定90センチ程度、体重は推定90キロほど。名前はまだ決まっていない。ゾウの出産は国内17例目で、北海道では初めて。飼育員が介助をせずに出産に成功したのは国内初となる。 パールは令和3年3月、繁殖のため雄のシーシュ(15歳)と同居を開始し、4年10月にエコー検査で妊娠が確認された。今月15日からホルモンの急激な低下など出産の兆候があり、職員が24時間態勢で見守っていた。19日午後9時50分ごろに陣痛が始まり、約50分後に出産した。
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