日本の新聞はどれほど発行されているのか。日本新聞協会の公開資料や総務省統計局の日本の長期統計系列の公開値を基に、発行部数などを確認する。 まずは新聞発行部数。朝刊と夕刊をともに取っている家庭においては、合わせて「1部」として換算している。 ↑ 新聞発行部数(種類別、万部)(積み上げグラフ) 戦中から終戦にかけて、情報統制や紙そのものの不足などで新聞発行部数は漸減。戦後は一転して順調な伸びを見せている。1956年に総数が一度大きく減るが、集計方法の変更(1956年以降は「朝夕刊セット」の場合は1部とカウントしている。それ以前はそれぞれ別途に数えていたものと思われる)によるところが大きい。 ともあれ新聞の発行部数は順調な伸びを見せたものの、1980年代後半から成長率は鈍化。1997年にピークを迎えた後、漸減を続けている。グラフの色合いから見て分かるように、特に「朝夕刊セット」の部数の減り方が激
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