(※画面の右上のLanguageでEnglishを選択すると、英文がご覧いただけます。This article has an English version page.) 日本最古の書物『古事記』。世界のはじまりから神様の出現、皇位の継承まで、日本の成り立ちがドラマチックに描かれています。それぞれの印象的なエピソードには今日でも解明されていない「不思議」がたくさん潜んでいます。その1つ1つを探ることで、日本の信仰や文化のはじまりについて考えていきます。 ヤマトタケルは『古事記』の中巻に登場する英雄です。第12代景行天皇の御子ですが、力が強すぎて、誤って兄を死なせてしまい、父である天皇に疎まれます。 天皇は彼に、朝廷に従わないクマソタケルを討伐しに西方へ向かうよう命じます。ヤマトタケルは伊勢にいる叔母ヤマトヒメからもらった衣装で女装して敵に近づき、見事に討ち取りました。 悲劇の英雄を待ち受け
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