立命館大学ゲーム研究センターにて客員協力研究員として籍を置く川﨑氏は、社会統制史や戦後日本史を専門とするなかで、ゲームセンターの店舗形態の多様性と日本社会に根付いた過程や要因を調査し、複数の論文の執筆や講演活動を行ってきた。 本書籍ではこれまでの研究の成果を踏まえつつ、⽇本で普及した娯楽施設やゲームセンターの歴史を店舗の形態別に4種に分類し、当時の⽂献から新聞・業界誌の記事、フィールドワークの実践を元にその移り変わりや現状を分析するという。 公開されている目次の内容は以下のとおり。各章の項目から、本書でカバーしている領域の広さが垣間見えるだろう。 第1章 ゲームセンターを対象にした先⾏研究、およびこれまで記述されてきた⽇本ゲームセンター史の整理 第2章 ⽇⽶ゲームセンター史の⽐較分析 ─場所・空間の定着過程に着⽬して─ 第3章 ⽇本のゲームセンター史が持つ特殊性の分析 第4章 ゲームセンタ