日本の電機メーカーがこのような苦境に立って、当然、色々なところで、「どうしたら復活できるか?」という議論になっています。 よく、業界の経営者とか、大御所とか、かつて成功した方々にお話を伺う機会があるのですが、どうもしっくりこない。 正直なところ、大きな違和感を感じることが多い。 例えば、私達のような大学のリソースを企業も利用して下さい、と言うと、「学生で大丈夫か?」とか、「卒業した学生がライバル企業に行くかもしれないから」とか、色々なことを心配して、なかなか先に進まない。 80年代、90年代に日本の電機産業が成功した時は、潤沢なリソースがあって、横綱相撲で事業を進められました。 でも、今は、むしろ逆。 アップルや三星、インテルなどに比べれば、はるかに貧弱なリソース、不利な条件で戦う必要があるのだから、今までの横綱相撲は通用しない。 よりリスクを取らなければいけないはずです。 もっとも、大学