「二重螺旋の悪魔」に登場の「GOO」は、人間DNAのイントロンの中に遺伝情報として、存在しています。 イントロンとは人間の遺伝情報の中で、意味のない無駄な部分とされていた部分です。 何故、過去形かと言うと、イントロンは無駄な情報ではなく、従来から意味のある遺伝情報とされていた部分(エクソン)に影響を与えていることが最新の研究で判ってきたからです。 しかし、この小説が書かれた時点では、そのようなことは全く判明していませんでした。 話を戻します。 人間達は、このGOOの遺伝情報を、遺伝子研究の過程で呼び覚ましてしまいます。 GOOは元々、「EGOD」とよばれる神に近い存在に造られた生物です。しかし、訳あってEGODはGOOの遺伝情報を人間の遺伝情報の中に埋め込んでいたのです。(ですので、このHPでは「寄生生物のコーナーに入れていますが、正確にはGOOは寄生生物ではないのです) G