小惑星「リュウグウ」を出発して地球に向かっている、日本の探査機「はやぶさ2」は、すでに小惑星から4万5000キロ離れました。今後、2回に分けてエンジンを噴射して地球を目指すということです。 小惑星「リュウグウ」での探査を終えた「はやぶさ2」は、今月3日に、メインエンジンであるイオンエンジンを本格的に噴射して、地球に向けて飛行を始めました。 JAXA宇宙航空研究開発機構は19日、記者会見を開き、「はやぶさ2」は、19日現在、小惑星「リュウグウ」から4万5000キロ離れ、地球に向けて順調に飛行していることを明らかにしました。 そして、今後、イオンエンジンを来年2月まで噴射したあと、いったん止め、来年5月から9月まで再び噴射を行って、地球を目指すとしています。 さらに、来年10月以降は、スラスターと呼ばれる姿勢制御用の小型のエンジンで精密に誘導し、11月から12月にオーストラリアの砂漠にカプセル