ビートたけし原作、劇団ひとりが監督・脚本を務め大ヒットとなっているNetflixの『浅草キッド』。幻の浅草芸人と呼ばれた深見千三郎と、その下で修行をはじめたビートたけしの師弟関係、そして芸人・ビートたけしの誕生秘話を描いている。この作品で、ビートたけし役を演じた柳楽優弥の所作指導を努めたのが、たけしのモノマネでおなじみの芸人・松村邦洋だ。今回、『浅草キッド』に携わることになった経緯と、松村邦洋から観た本作について、話を聞いた。(前後編の前編) 【写真】『浅草キッド』について熱弁する松村邦洋 ――Netflix映画『浅草キッド』で、若き日のビートたけしさんを演じる柳楽優弥さんに所作指導をすることになった経緯を教えてください。 松村 川島くん(劇団ひとり)が『浅草キッド』を撮ると聞いて、「たけしさんの声が必要なら、いつでも協力しますよ」とショートメールを送ったら、「ありがとうございます。でも、