【6月28日 AFP】フランス・ロワール渓谷(Loire Valley)の洞窟で、ネアンデルタール人による5万7000年以上前の「彫刻」が発見された。フランスで見つかっている最古の洞窟彫刻となりそうだ。 米科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」に先週掲載された報告によると、見つかったのは洞窟の柔らかい壁面などに指や道具で跡をつける「フィンガーフルーティング」と呼ばれるもので、現生人類ホモサピエンスが欧州西部へ進出する以前、つまりネアンデルタール人によるものだという。 研究チームは、デザインは抽象的だが「明らかに意図的」に刻まれたもので、「ネアンデルタール人の行動に関するわれわれの知識に新たな、そして非常に重要な貢献」となる発見だと述べている。 彫刻が残されていた仏中部トゥール(Tours)近郊のロッシュコタール(Roche-Cotard)洞窟は、1846年に発見された。しかし、所有者が数
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