サイバーセキュリティには根本的な問題がある。パスワードによる認証は60年前に始まり、今日もアクセスコントロールに使われる最も一般的な方法だ。だが、これらは信頼性に欠ける。 サイバーセキュリティ事業を営むNetenrichのCISO(最高情報セキュリティ責任者)であるクリス・モラレス氏は「アクセスコントロールは古い技術から派生したものだ」と話し、パスワードを嫌っている。 「私たちは資金を投入してクールなビジネスに取り組んでいるにもかかわらず、セキュリティ全体がパスワードのせいで崩壊する。私たちが抱える問題は、認証に関して中間の状況がないことだ。全てにアクセスできるか、何にもアクセスできないかの二択だ。そして、ただパスワードを知っていればいいだけだ。パスワードを知っていれば信用できると見なされ、全てを手に入れられる」(モラレス氏) パスワードとIDによる認証は“破綻した仕組み” 「Cybers
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