第3世代携帯電話のほとんどが、SIM(USIM)と呼ばれるICチップに契約者情報などを格納していることはあまり知られていない。FOMAの場合「FOMAカード」、ボーダフォンの場合「USIM」、KDDIの場合「au ICチップ」と呼ばれているものがそれだ。 SIMは海外のGSM圏では日常的な存在で、別の端末にSIMを差し替えることで機種を変更できる。こうした仕組みがあるからこそ、海外では携帯キャリアの契約と端末の販売を別々に行えるわけだ。 日本では、契約者情報の格納が主目的のSIMだが、海外ではSIM内のメモリに各種の情報を記録できるようにしようという動きがある。そしてついに“1Gバイトのメモリを持つSIM”というものも現れた。 64Kバイトから128Mバイト、そして1Gバイトへ ICチップ市場で27.1%のシェアを持つ仏Gemplusは、128MバイトのSIMカードを仏Orangeに納入す
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