四国地方初となる高松空港(高松市)の民営化が動き出した。運営権を得た民間の新会社が1日、香川県などの第三セクターから旅客ビルを引き継いだ。来年4月に全面移管され、空港全体を運営する。国が採算ラインとみる「年間利用者200万人」規模の高松の成否を、各地の空港が注目している。 いまの高松空港は1989年、高松市中心部の南16キロの高台に移転して誕生した。香川県などが出資する第三セクターが施設を担い、滑走路を国が管理してきた。民営化ではこれらの運営が、公募で選ばれた三菱地所、大成建設などの企業連合による新会社に移管される。 1日には、旅客施設の運営が新会社に先行して移り、来春には滑走路なども移って完全民営化される。運営権は2032年度までの15年間で空港を運営する権利の値段は50億円。その後に35年間延長する選択権もある。 「四国・瀬戸内の玄関としてまだまだ潜在力がある。5~6年をめどに旅客ビル
![高松空港、民営化へテイクオフ 店舗大拡張で飛躍なるか:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2a3fd6b3f18e06ada51e6403327cd08710a43966/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20171201004215_comm.jpg)