広告代理店最大手、電通の新入社員だった高橋まつりさん(当時24歳)が過労により自殺に追い込まれた問題を受け、14日には東京労働局が従業員の労働実態を調べるため、同社への立ち入り調査を行った。高橋さんはSNS上で「もう4時だ 体が震えるよ… しぬ もう無理そう」「1日の睡眠時間2時間はレベル高すぎる」「土日も出勤しなければならないことがまた決定し、本気で死んでしまいたい」などと投稿していたことがわかっており、休日や深夜の残業が続いていたことがうかがえる。 電通社員の労働実態について、同社社員・Aさんは語る。 「私が以前在籍していた部署では、終電前に帰宅できたことはほとんどありませんでした。その部署では、私も土日含めて毎日朝4~5時頃まで働く日が2週間ほど続くこともしばしばありました。こうした長時間労働は新入社員も同様で、電通内では常態化しており、ある種の文化となっています」 高橋さんの部署も