経済協力開発機構(OECD)は6日、72か国・地域の15歳計約54万人を対象にした「国際学習到達度調査(PISA2015)」の結果を公表した。 日本は「科学的応用力」が2位(前回4位)、「数学的応用力」が5位(同7位)に順位を上げたが、「読解力」は8位(同4位)に下がった。文部科学省は「読書量の減少などで、長文に接する機会が減ったことが原因の可能性がある」と分析。来年度、文章を読む学習の充実や 語彙 ( ごい ) 力の強化などの対策に乗り出す。 トップは3分野ともシンガポール。同国は11月29日に結果が公表された小4と中2対象の「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」でも4分野すべてで1位だった。