NECは19日、振動の多い環境においても安定した映像を撮影できるヘリコプター用赤外線カメラ「AEROEYE III(エアロアイ スリー)IRV3300H」を製品化、販売活動を開始した。第一号ユーザーとして、総務省消防庁への納入も完了したとのこと。 「AEROEYE III」は、小型軽量のヘリコプター用赤外線カメラ「AEROEYE」を中核に、独自に開発したジンバル機構ならびに、ジンバルを高精度に制御する防振機能を採用した。これにより、一般的なヘリコプター用カメラで必要になる防振用アイソレーターなどの防振対策機器が不要となっており、機体へのシンプルな取り付けが可能。また機体からの振動の影響を抑え、鮮明な赤外線映像を自由なアングルで撮影することを可能にした。 カメラ性能としては、VGA相当(640×480ピクセル)の自社製非冷却型赤外線センサおよび、ヘリコプターへの搭載に適した独自の映像処理技術