22日に小惑星りゅうぐうへの着陸に成功した探査機「はやぶさ2」。2014年12月の打ち上げ以来、地球から3億4000万キロ離れた小惑星の半径約3メートルの領域にピンポイントで着陸するという高度な技術力を見せつけた。20年末に地球に試料を持ち帰るまで困難なミッションが続くが、開発段階でも予算削減や「事業仕分け」など、事業継続の危機を乗り越えていた。 ◇ 「本日、人類の手が新しい星に届きました」。宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所で記者会見した運用チームの津田雄一准教授は喜びをかみしめた。 はやぶさの後継機をめぐっては09年の麻生太郎政権当時、10年度予算の概算要求で文部科学省が開発予算などとして約17億円を盛り込んだ。しかし、民主党への政権交代に伴い歳出見直しが行われ、概算要求額は5000万円に減額された。 さらに「事業仕分け」を受けてJAXAは要求を見直し、3000万円にまで減
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