6月20日、ベネズエラ競馬委員会はネルソン・カスティージョ調教師とフレディー・モラーレス獣医師に2年の資格停止を、ジーン・カルロス・ロドリゲス騎手に6ヶ月の騎乗停止を言い渡した。原因となったのは、4月18日に同国のラ・リンコナーダ競馬場で行なわれたGⅠプレシデンテ・デ・ラ・レプブリカ(ダ2400m)である。 前述のGⅠ競走には、ラッフスター(Raffsttar)という4歳馬が出走した。同馬を管理するのはカスティージョ調教師である。ラッフスターは、2020年にベネズエラ競馬史上9頭目の3冠馬となり、このレースでも当然1番人気に支持された。しかし、レース中に故障を発生して9着と惨敗。この怪我が原因で、ラッフスターは現役引退を余儀なくされた。今後は種牡馬になる予定である。 ベネズエラでは、圧倒的1番人気を背負った馬が大敗した場合、原因を解明するために調査が入る。ラッフスターの敗戦も調査にかけられ