2020年7月2日、そのゲームはまるで彗星のように我々の前に姿を見せた──。 その名を『ファイナルソード』。韓国のHUP Games Inc.が開発した、オープンワールドRPGである。 (画像はMy Nintendo Store | ファイナルソード Definitive Editionより) もとは2019年にiOS、Android向けに配信されていた本作だが、昨年夏にNintendo Switchでクオリティアップ版が配信されるやいなや、多くのプレイヤーが「これが1890円で家庭用ハード向けに販売される令和のゲームか」と目を見開いた。 チープなグラフィックス、洗練されていない文字フォント、雑魚を含めとにかく硬い敵、わかりづらい攻撃判定、動く足場に乗ると足場のみが移動するといった珍妙なシーンやバグの数々。購入者たちが新たな情報を投下するたびに、SNSや実況界隈、そして弊誌もレビューにて『