大日本スクリーン製造は11月18日、「ヒラギノフォント」の中国語版を開発したと発表した。日本のメーカーによる高品位フォントとしては初めて中国政府認証を取得したとしている。 角ゴシック体の2書体(細・太)で、「現在の中国語書体で主流となっているクラシックな文字とは一線を画した、現代的でクールなデザインが特徴」という。開発は、日本語版をてがけた字遊工房と、中国印刷市場でトップのフォントベンダー・北京漢儀科印信息技術有限公司が協力し、中国国家規格に準じた2万8522文字に対応した。 各種電子機器や家電、ソフトなどの表示用フォントとして、中国市場向け製品のブランド構築などに貢献するとしている。国内でのパッケージ販売は検討中。