神奈川県内では、新型コロナウイルスの感染の急拡大に歯止めがかからず、症状が悪化してもすぐに入院できない事態になっています。 県や医療関係者は「もはや災害レベルで、通常の医療が崩壊しつつある」と危機感を強めています。 神奈川県では先月から感染の急激な拡大が続き、入院患者は11日の時点で1344人と1か月前のおよそ2.7倍に増えています。 最初は軽症や無症状だった人が急激に悪化するケースも増えていて、すぐに使える病床の使用率は79%まで上がりました。 中でも重症患者はこれまでで最多の182人に上っていて、病床の使用率は97%とほぼ満床の状態です。 症状が悪化してもすぐに入院できないケースも増えていて、県は先週、新型コロナウイルスの患者を受け入れている186の医療機関に対し、病床を増やすとともに、延期ができる入院や手術については3か月程度延ばすよう要請しました。 また、県の病院協会も11日、「こ