賞味期限の切れた何かや中国野菜は食べられないのに、マクドナルドのわけのわからぬ肉や、スターバックスの中南米から奴隷のような搾取で得たコーヒーを飲めるというのは、私にはよく意味がわからない。考えてることがテレビで流れているものと同じってことじゃないか。私は賞味期限切れの食べ物はやや怖いし、中国野菜もあまり食べたくないし、マクドナルドの食べ物はできれば口に入れたくないし、スタバのコーヒーもあまり飲みたくない〈どれもが何らかの形で胃袋に入ってきているが〉。記載日付がどうとかは問うのに、マクドナルドやスターバックスという商標〈すべてを覆い隠すもの〉が何を偽装するために用いられているのかは問わないのか。かつての「渋谷系」小沢健二は、自身が雑誌「子どもと昔話」に2005年秋から連載している童話「うさぎ!」にて、新自由主義的グローバリゼーションに対する極めて綿密な批判をおこなっている。追々触れていきたい