6月30 忌まわしき水中毒(その1 症状と予後) カテゴリ:水中毒統合失調症 水は人間の体を維持するために必要な物質であり、体の60(50~70)%を占め、水を飲み過ぎても害はないと思う人は多いだろう。しかし、精神疾患の患者の中で水を過剰に毎日摂取し、その結果、症状や予後を確実に悪くし、場合によっては死亡するような患者がいるのである。すなわち水中毒である。水中毒は非常に忌まわしい病態である。精神科医にとってこれほどやっかいな病態はない。精神科医の間では水中毒はよく知られている病態ではあるが、患者やその家族には殆ど知られておらず、全く自覚されず、水中毒が放置されているケースが多い。水中毒という病態があることを理解させるために患者・家族教育が必要になることが多々ある。(水飲み大会で女性が突然死。水中毒は、このように突然に死亡することがある怖い状態です。)http://www.afpbb.com