カメレオンのように周囲に溶け込み、姿が見えなくなる「光学迷彩」。これまではSF映画などに登場する未来技術とされてきたが、今やそれが開発されつつある。 米軍などの要請で兵士用の「光学迷彩」を手掛けているのは、カナダのハイパーステルス・バイオテクノロジー社。 砂漠やジャングル、雨や雪にも対応 彼らのホームページによれば、それは「クワンタム・ステルス」と呼ばれ、特殊な素材によって光を屈折させ、周囲に同化。着用した人間の姿や影まで、完全に消すことができるという。下が実際の画像。
口の中の粘膜に灰白色の部分ができ、豆粒ほどの大きさになって痛む口内炎(正確にはアフタ 性口内炎)。放っておいても自然に治るが、何とも言えないあの痛みはうっとうしいもの。できれば早く治したい。 そんな時、頼りにするのは薬だろう。だが、薬に頼らなくても、ハチミツで治ってしまうことが最近の医学実験で分かった。 180個の口内炎に、薬とハチミツを塗ってみた ハチミツには鎮痛効果や炎症を抑える効果がある。これは医学的に認められている。この実験を行なったサウジアラビア国立サルマン・ビン・アブドゥルアジーズ大学の研究者は、このハチミツの効果が口内炎にどの程度及ぶかを試してみたとのこと。 研究者は口内炎のある94人(口内炎の合計180個)を3グループに分け、ステロイド系軟膏、口内炎パッチ(貼り薬)、ハチミツでそれぞれを治療した。その結果、なんとハチミツがいちばん効くことが分かった。 まず、ハチミツの方が、
しっかり睡眠を取らなくてはいけないとわかっていても、忙しいときに時間を確保する手っ取り早い方法は睡眠を削ること。しかし、それが積み重なればやはり弊害が出てしまう。本日は自戒の意も込めて睡眠不足が引き起こす問題をまとめてご紹介しよう。 1. 怒りっぽくなる 睡眠不足の状態が続くと感情の起伏が激しくなり、人から話しかけられるなど、仕事を妨げられるようなことをされると、普段よりイライラし、怒りっぽくなる。 2. 頭痛 睡眠不足が頭痛を引き起こす明確な理由はまだ解明されていないが、睡眠不足が片頭痛の引き金になること、睡眠時無呼吸症候群の人は起床時に頭痛を伴っている場合が多いことが知られている。 3. 学習能力の低下 睡眠不足は記憶力を低下させる。普通なら、同じ課題を繰り返すと作業効率が上がるものだが、睡眠不足の状態が続くと、それもままならなくなることが実験で証明されている。それを裏付けるように、学
健康的な体を手に入れるためには、睡眠が必要不可欠。しかしなぜそこまで睡眠が重要なのか?このほどその謎がついに解き明かされた。 米ロチェスター大学医療センターのMaiken Nedergaard医師らがおこなった研究によれば、人間の体が睡眠を必要とする理由は、起きている間に脳内でつくられた毒素(化学物質)を脳内から取り除き、頭の中をスッキリさせるためだそう。この掃除のプロセスにはエネルギーが大量に使われるため、覚醒した状態だと思考の妨げとなるので就寝中におこなわれるとか。つまり、寝不足のときに頭がボーっとしてしまうのは、睡眠中に除去しきれなかった毒素を取り除くことにエネルギーが使われ、思考の方に回ってこないせいなのだという。なお、こういった毒素が脳に溜まったままになると、アルツハイマー病など神経系の病気の原因になるそうだ。 「なぜ眠るのか」についてはこれまでにもさまざまな議論が交わされてきた
パソコンやタブレットなどの「ディスプレイ」よりも、「本」などの「紙媒体」では脳の理解度が違うという話は聞いた事はあるが、実際はどうなのだろうか。 トッパンフォームズはこのほど、ダイレクトマーケティングのニューロ・テクニカとともにダイレクトメール(DM)に関する脳科学実験を実施し、「ディスプレイ」よりも「紙媒体」の方が情報を理解させるのに優れていることを科学的に確認した。 実験は国際医療福祉大学の中川雅文教授(医学博士)の監修のもと、人がある特定の活動をするときに脳のどの部位が関わっているのかを調べることができる近赤外光イメージング装置を使って、DMに接したときの脳の反応を測定した。その結果、同じ情報であっても反射光として脳にインプットされる「紙媒体」と透過光の「ディスプレイ」では脳は全く違う反応を示し、特に脳内の情報を理解しようとする前頭前皮質の反応は紙媒体の方が強く、ディスプレイよりも紙
仕事が忙しかったり、毎晩のように遊びほうけていたり、ゲームに夢中になっていたりなどして、十分に睡眠がとれていない日が続いてはいないだろうか。睡眠不足を甘く見てはいけない。たった1週間でも寝不足の日が続くと、命に関わるような重病にかかるリスクが格段にアップしてしまうということが、新たな研究によって明らかになったのだ。 睡眠のエキスパートとして知られる英サリー大学のDerk-Jan Dijk教授が、寝不足状態の被験者26人を対象におこなった同研究。実験では、被験者を睡眠時間を6時間以下に抑えたグループと、10時間寝てもらったグループの2つに分け、それぞれのRNA(リボ核酸)を分析した。その結果、睡眠が足りていないと、なんと700以上の遺伝子がダメージを受けることがわかったという。これらの遺伝子は、体内時計や新陳代謝、免疫、ストレス応答などと関連するもので、睡眠によって乱されることで、肥満や心臓
お酒が大好きな大人たちに朗報だ。どんなに酔っ払っても、口に入れればすぐにシラフに戻れる薬がもうすぐ誕生するかもしれない。 マサチューセッツ工科大学の研究チームが開発したのは、血中アルコールの代謝を促す2つの酵素をナノカプセルに入れこんだ、“アルコール解毒剤”。これを飲めば、どれだけお酒を飲んでいても、一瞬にしてシラフに戻ることが可能になるとか。マウスを使った実験では、同解毒剤を投与したのとしていないのでは、酔いが覚めるまでにかかる時間に明らかな違いがみられたという。ただし、2つの酵素のうちの1つであるオキシダーゼは人体に有害な過酸化水素を発生させるため、人間に使用するには、この過酸化水素を分解するほかの酵素とさらに組み合わせる必要があるそうだ。 アルコールの解毒剤なるものが誕生すれば、お酒を飲みたいだけ飲んでも、二度と二日酔いの辛さを味わわずに済むようになるかも!?また、血中からアルコール
果物や野菜などをたくさん食べる人は将来について楽観的な見方ができるそうだ。 ハーバード大の研究によれば、楽観主義な人たちの血液中にはカロチノイドという植物化合物が多く含まれているということが明らかになった。一般的に、カロチノイドとはオレンジ色の果物や野菜や葉物に多く見られる色素であるベータカロチンのことをいう。 カロチノイドは血中の抗酸化作用を高め、さらに、抗酸化作用は体内の分子が細胞を傷つけたり病気の原因をもたらす遊離基の生成を防ぐ効果があるそう。また、抗酸化物質はストレスレベルも緩和すると考えられている。 同研究を率いたJulia Boehm教授は、25歳から74歳までのアメリカ人の男女1000人を対象に、カロチノイドの血中濃度について調査を行った。また、アンケート調査により対象者たちの楽観主義の度合いを評価し、その関連性について考察した。その結果、より楽観主義な人たちはカロチノイドの
人が恋に夢中になっているとき、はたから見るとばかだな~と思えることが多々ある。家庭も仕事も捨てて不倫に溺れるなど正気の沙汰とは思えない。では“恋は盲目”状態の人の頭の中は実際どうなっているのだろうか?! こうなっているらしい↓ MRIを撮りながら被験者に好きな人の写真を見せると、途端に前頭葉が機能しなくなり、人は正しい判断ができなくなると判明した。実験を行ったロンドン大学ユニバーシティ・カレッジのSemir Zeki教授によると「人は恋をすると脳の大部分が活性化されるのに、物事を判断する部分は活動を停止する。これは余計な判断で生殖行為が妨げられないようにとの本能なのかもしれない」という。 もう一つ、恐怖やネガティブな感情を司る部分も麻痺状態に陥るため、人は恋をすると浮かれてしまうのもうなずける。 また恋愛中は脳内のドーパミンが盛んに分泌されるようになり、これはコカインを使用したときと同じよ
アルコールが健康に悪影響をもたらすことはよく知られているが、最新の研究で、1日わずか2杯のワインが、脳細胞にダメージを与えることがわかったという。 米ラトガース大学がおこなった研究によると、例え節度を保った量であっても、アルコールを飲むことで成人の脳細胞の生産が大幅に減少することが判明したとか。実験では、マウスの血中アルコール濃度を0.08%(米の酒気帯び基準)に設定し脳の状態を調べたところ、この時点ですでに脳のダメージが見受けられたそう。0.08%という数値は、運動技能や学習能力に障害がでるほどの数値ではない。だがそれでも、海馬の神経細胞の生産率は、シラフのときと比べて約40%も減っていたという。 同研究をおこなったMegan Anderson氏は、こうした脳細胞数の減少が続けば、成人の脳にいずれは甚大な影響を及ぼしかねないとしており、毎日飲酒をするような生活を何ヶ月も続ければ、自分でも
音楽やラジオを聴きながら勉強した経験がある方も多いと思う。いわゆる”ながら”勉強や作業の効率性を調べる調査が行われた。 具体的には、イヤホンやヘッドホンで音楽を聴きながら仕事をすると生産性の低下に繋がるのかというもの。 結果は、ある条件下では音楽を聴きながら作業をすることで、生産性アップにつながるが、また一方で別の場合では音楽が危険な程に仕事の効率を下げることが明らかになった。 何か新しいことを吸収したり覚えたりする時はバックミュージックはない方が良い。18歳から30歳の被験者に対して特定の順番で提示された音を思い出してもらう作業をさせた。音楽を聴きながら作業している時の方が静かな環境で行う時より作業効率は悪かった。お気に入りの音楽は気分を盛り上げてくれるが、記憶力が要求される作業の時は集中力を欠かせる要因の一つになる。 別の場合は音楽が仕事の効率アップに大きな効果を見せる。 これまで何度
心のビタミンと呼ばれる読書には、身体の健康にも好影響があることが英米大学の調査結果から明らかになった。 読書の効用は数多い。まず集中力の持続時間が長くなること。また脳が柔軟な子供の頃からの読書習慣が、物語の理解に必要なスキルの習得に重要であることも判明した。読書を通じて異文化への理解が深まり、共感する能力が育つとも考えられている。この能力について調査したミシガン大は、10年間で半減という著しい減少結果を得たという。因果関係は定かでないものの、新たなテクノロジーの台頭に影響があると見られる。“ゲームで大事なのは王女を救出すること、彼女の過去や未来はどうでもよい。だが本の中では物語の理解のため共感し、彼女の視点を共有する。そういった一連の作業が脳内で行われることが重要”と話すのは、神経科学者であるオックスフォード大マグダレン校のジョン・スタイン名誉教授。 MRIによるイメージングでは、読書によ
「ハゲ」を治す薬があと2年もすると市場に出回るようになるそうだ。 これまで、遺伝が主な原因だと考えられていた男性の薄毛。しかし、George Cotsarelis氏率いる米ペンシルバニア大学の科学者らは、ハゲの原因は、プロスタグランジン D2(PGD2)という酵素が毛包塞いでしまうためだということを突き止めた。研究の結果、髪の薄い男性の頭皮には、通常の3倍も多いPGD2が存在することが判明し、これらが毛包の発育を邪魔しているのだとがわかったそう。また、マウスを使った実験でも、PGD2が発毛を妨げていることが確認できたという。 PGD2が毛包を塞ぐのを防いでくれる薬の成分は、喘息やアレルギーの薬としてすでに使われており、これらを頭皮に塗れるローションのような形状にすれば、抜け毛防止の効果が得られるとCotsarelis氏。ただし、この新たな薬が育毛にも役立つかどうかは定かではないという。出典
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