「シン・プロビジョニング」というストレージの新常識 ストレージの稼働率を一気に高め,コスト削減と省電力に貢献 ストレージは「仮想化」と親和性が高い。サーバー機などが個々のコンピュータとして扱われてきたのとは異なり,ストレージはそもそもがコンピュータから「論理的なビュー」として扱われてきた。現実の製品実装において,ストレージとはディスク・ドライブの集合体であり,ユーザーやOS/アプリケーションから見たストレージ領域(ボリューム容量)は,「使っているディスク・ドライブは何か?」「そのディスク・ドライブの中の,どの記憶領域を使っているのか?」といった物理的な構成とは独立している。 このようにストレージは,歴史的に見て古くから「論理ビュー」と「物理実装」を分離する仮想化の考え方を採用してきた製品分野である。物理実装はブラックボックスであり,論理ビュー,すなわちボリュームだけを見ていれば,それでよか
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