お年寄りが夜中に何度も目を覚ましたり、朝早く目が覚めてしまう原因が判明しました。 米国スタンフォード大学(Stanford University)で行われた新しい研究は、加齢にともない夜中に目が覚める原因となる神経細胞の異常をマウスで特定し、修正することに成功したと報告しています。 加齢にともなう睡眠障害(夜中に目が覚めるなど)は、マウスや人間など幅広い動物で発生する現象ですが、これまで原因は不明でした。 ですが今回の研究では「原因となる神経細胞の特定」「起きている異常現象の解明」「薬による治療」の全てがセットになって行われており、極めて価値がある内容となっています。 しかし、いったい何が原因で高齢者は「夜中に突然目が覚める」という奇妙な現象を起こしてしまうのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年2月25日に『Science』にて掲載されています。