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ブックマーク / nazology.net (13)

  • 高齢者が夜中に目覚めてしまう原因はナルコレプシーの逆転現象だった! - ナゾロジー

    お年寄りが夜中に何度も目を覚ましたり、朝早く目が覚めてしまう原因が判明しました。 米国スタンフォード大学(Stanford University)で行われた新しい研究は、加齢にともない夜中に目が覚める原因となる神経細胞の異常をマウスで特定し、修正することに成功したと報告しています。 加齢にともなう睡眠障害(夜中に目が覚めるなど)は、マウスや人間など幅広い動物で発生する現象ですが、これまで原因は不明でした。 ですが今回の研究では「原因となる神経細胞の特定」「起きている異常現象の解明」「薬による治療」の全てがセットになって行われており、極めて価値がある内容となっています。 しかし、いったい何が原因で高齢者は「夜中に突然目が覚める」という奇妙な現象を起こしてしまうのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年2月25日に『Science』にて掲載されています。

    高齢者が夜中に目覚めてしまう原因はナルコレプシーの逆転現象だった! - ナゾロジー
    mojisan
    mojisan 2022/03/05
  • 私たちが見ている世界は脳が「過去15秒間」を平均化した映像だった - ナゾロジー

    私たちの目は常に膨大な量の視覚情報にさらされています。 脳にとって、これは容易な状況ではありません。 何百万もの色や形、光の加減や視点の変化により、視覚の世界は絶えず移り変わっているのですから。(走りながら撮ったカメラの映像を見てください) にもかかわらず、私たちはブレやノイズのない安定した世界を見ることができます。 これは何世紀にもわたって研究者たちを悩ませてきた視覚科学の問題でした。 そしてこのほど、カリフォルニア大学バークレー校 (University of California, Berkeley・米)の研究で、視覚の安定性を説明する新たなメカニズムが発見されました。 それによると、私たちの脳は、過去15秒間に見たものを統合・平滑化して、整った一つの印象にまとめ上げているとのこと。 一体どういうことでしょうか。 研究の詳細は、2022年1月12日付で科学雑誌『Science Adv

    私たちが見ている世界は脳が「過去15秒間」を平均化した映像だった - ナゾロジー
    mojisan
    mojisan 2022/02/23
  • 脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功 - ナゾロジー

    感情を強制起動する脳のツボ脳に電気刺激を与えてうつ病を治す技術が大幅な進歩をみせている / Credit:Canva脳は心臓と同じく、電気的な臓器です。 そのため近年、うつ病患者に対して脳に電気刺激を行う手法が着目されています。 ただ既存の電気刺激法は非常に大味であり、脳全体に大電流を流す方法がメインでした。 そこでカリフォルニア大学の研究者たちは、5年もの長期に及ぶ臨床試験の結果を元に「神経マッピング技術」を開発しました。 この神経マッピング技術は脳の各地に差し込んだ電極から、患者一人一人の神経回路の特性を認識し、その患者にとって最適な治療部位(刺激場所)をピンポイントで探し出すように設計されています。 そして今回、マッピング技術の性能を確かめるために、難治性うつ病に苦しむ36歳の女性患者に対して、はじめての試験が行われました。 その結果は、まさに驚きでした。 女性患者は覚えている限り5

    脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功 - ナゾロジー
    mojisan
    mojisan 2021/01/25
  • 高度に成熟したAIの「睡眠不足」が問題視されている - ナゾロジー

    人間に近づいた時、AIに起こる問題 現在の機械に睡眠は必要ありません。 パソコンにはスリープ機能がありますが、これは別に機械に睡眠が必要なわけではなく、単に電気代節約のための機能です。 では、省エネ目的以外に機械が眠る必要とは何なのでしょうか? その変化は、生体脳を模倣したAIシステムが、私達の生活を1日中支援している機械に組み込まれたとき起きると考えられています。 この可能性はある実験中に発覚しました。 ロスアラモス国立研究所では、人間の学習行動を厳密にシミュレーションした神経ネットワークを開発し、それがどのように動作するか調査していました。 このシミュレーションで確認していたのは、見たものを学習するという行為についてです。 たとえば、子どもに見た目の異なる動物をグループ化させるという作業をさせた場合、知らない動物であってもライオンとペンギンを別のグループに分類します。 こうした見たもの

    高度に成熟したAIの「睡眠不足」が問題視されている - ナゾロジー
    mojisan
    mojisan 2021/01/13
    AIの問題と言うより生物の、つまりニューロンの特性ではなかろうか。単に脳を真似ただけでは「高度に成熟」してるとは言えない。
  • 魚卵は鳥に食べられても生きたまま糞から出てくると判明! 魚は糞によって別の湖に移動していた - ナゾロジー

    ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用ににすること。 高等学校での理科教員を経て、現職に就く。ナゾロジーにて「身近な科学」をテーマにディレクションを行っています。アニメ・ゲームなどのインドア系と、登山・サイクリングなどのアウトドア系の趣味を両方嗜むお天気屋。乗り物やワクワクするガジェットも大好き。専門は化学。将来の夢はマッドサイエンティスト……?

    魚卵は鳥に食べられても生きたまま糞から出てくると判明! 魚は糞によって別の湖に移動していた - ナゾロジー
    mojisan
    mojisan 2020/06/25
  • 日本人は新型コロナウイルスに対して免疫を持っている可能性 低い死亡率の原因? - ナゾロジー

    新型コロナウイルスに感染した日人の免疫反応は、既に同種のウイルスに感染済みのパターンを示した日人に免疫学習をさせたのは風邪コロナウイルスだった可能性がある感染症の発生源から遠く離れた地域の生物は、感染症に耐性がない 世界各地で感染を広げている新型コロナウイルスですが、国によって感染者の増加率や死亡率に大きな差があることがわかってきました。 これらの差は国による検疫の違いの他に、ウイルスそのものが変異して引き起こされた可能性が以前の研究で示唆されています。 しかし今回、東京大学などの研究者たちによって日人の免疫反応が詳しく調べられた結果、日人には新型コロナウイルスに対する免疫が一部存在していることが示唆されました。 これらの免疫力は、2003年のSARS発生後もコロナウイルス(弱毒化したもの)が断続的に東アジアで発生しており、東アジア人の間に風土病として流行することで獲得されていたと

    日本人は新型コロナウイルスに対して免疫を持っている可能性 低い死亡率の原因? - ナゾロジー
    mojisan
    mojisan 2020/05/19
    今のところ諸説の一つ。複数の支持するデータ出るまで保留。でも、中国と欧米の違いを説明出来るかも
  • 新型コロナウイルスの感染を完全に防ぐ抗体薬が作成される - ナゾロジー

    では新型コロナウイルス感染の第一波とされた東アジア型が終息する一方で、第二波のヨーロッパ型の感染が広まっているとされ、終わりが見えない状況にあります。 しかし今回、オランダの研究者が、ウイルスが細胞に感染するのを完全に防ぐ抗体の作成に成功しました。 この新たに作成されたヒト型のモノクローナル抗体は、新型コロナウイルスのスパイク部分に結合することで、ウイルスから感染能力を奪い無毒化(中和)することができます。 また、今回作成された抗体は新型コロナウイルスだけでなく、かつて流行した同じコロナ系のウイルスであるSARSウイルスの無毒化(中和)にも成功したとのこと。 新しく作られた抗体には、コロナ系のウイルスに対する汎用的な無毒化能力が存在し、変異種に対しても高い効果が期待できると考えられます。 以下、新型抗体薬の仕組みを見ていきましょう。 ウイルスと抗体を混ぜてヒト培養細胞に注ぐシンシチウム

    新型コロナウイルスの感染を完全に防ぐ抗体薬が作成される - ナゾロジー
    mojisan
    mojisan 2020/05/06
    感染を防ぐには、静注投与だろう。もし、安全性や効果があっても予防目的には難しそう。この類の薬は高価と思われるのでショミンには縁のない薬かも
  • 新型コロナウイルスが脳に大きな後遺症を与える可能性 - ナゾロジー

    最新の研究により、新型コロナウイルスの正体はただの肺炎ではなく、全身の血管に感染する「全身性血管炎症」であることが分かりました。 しかし感染者が増えるに従って、呼吸器系や血管系(循環系)とは異なる「神経系の症状」がみられるケースが増加しています。 そこで、複数の研究チームが新型コロナウイルスが脳に感染するかどうかを調べた結果、鼻腔や肺の神経を遡って中枢神経に到達するほか、脳関門を突破して血管から脳へ侵入する能力があることが示唆されました。 また中国では、重症化した人間の3人に1人が不注意や見当識障害から、排尿が困難になるなどの後遺症が報告されています。 脳への感染を示唆する3つの研究報告正常な人間の脳のCT画像。下の感染後の脳と比べてみてほしい/Credit:depositphotos2月27日、中国の研究者によって新型コロナウイルスが脳に感染する可能性が言及されました。 かつて流行したS

    新型コロナウイルスが脳に大きな後遺症を与える可能性 - ナゾロジー
  • 高齢者の重症化原因? 新型コロナは全身の血管に感染することが判明 - ナゾロジー

    新型コロナウイルスは初期には新型肺炎と呼ばれており、呼吸器系に感染するウイルスだと思われていました。 ですが増加する死亡者の検死解剖を行った結果、死者の多くに、複数の臓器にまたがる甚大な損壊が生じていることが明らかになってきました。 これは呼吸器系の症状からだけでは説明がつきません。 そこでスイスの研究者は、原因を探るために、ウイルスにより亡くなった患者の臓器の詳細な観察を行いました。 その結果、コロナウイルスは肺だけでなく、全身の血管に感染する能力をもっていることがわかりました。死んだ患者の血管内皮に、ウイルス粒子がビッシリとこびりついていたのです。 そのため死者の臓器では末梢の血管が崩壊しており、血液の流出を引き起こし、臓器の壊死を引き起こしていました。 また追加の分析で、高齢者や糖尿病や高血圧、心疾患などにより、既に身体中の血管にダメージを受けている患者ほど、ウイルスによる血管への感

    高齢者の重症化原因? 新型コロナは全身の血管に感染することが判明 - ナゾロジー
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    mojisan 2020/04/23
  • 新型コロナの「遺伝指紋」を作成した結果、日本にヨーロッパ型が侵入したことが判明 - ナゾロジー

    新型コロナウイルスに対する最新の遺伝分析が完了しました。 3月初旬に行われた研究では、コロナウイルスは既に3つの型に変異しており、爆発的な感染が起きているヨーロッパではウイルスの新型変異体(C型)が関与していることが示唆されました。 ですが今回、4月に入って行われた新しい分析によって、ウイルスはアメリカ上陸後も独自の変異を遂げていることが判明。また日国内においては、これまで主流だった東アジア型以外にも、イタリアやイギリスでみられていたヨーロッパ型が入り込み、拡散しはじめていることが明らかになりました。 これは、東アジアからヨーロッパに拡散したウイルスが、ヨーロッパ人の観光客などに紛れて、日にUターンしていることを意味します。 一方、中国をはじめとした初期に強い封鎖措置がとられた国では、ヨーロッパ型のウイルスの「Uターン現象」はまだ検出されていません。 日におけるヨーロッパ型の増加は、

    新型コロナの「遺伝指紋」を作成した結果、日本にヨーロッパ型が侵入したことが判明 - ナゾロジー
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    mojisan 2020/04/21
  • 新型コロナウイルスは「免疫細胞を無効化する」という研究結果 - ナゾロジー

    上海の復旦大学ル・ル氏とニューヨーク血液センターのチャン・シボ氏の研究者チームは、新型コロナウイルスが人の免疫細胞を殺す働きがあることを発見しました。 この免疫破壊作用は、コロナウイルスの感染症である重症急性呼吸器症候群(SARS)にはなく、新型コロナウイルス特有のものであるとのこと。 ウイルス撃退にはT細胞の免疫機能が大切Credit:depositphotos通常、体内にウイルスが侵入すると、身体の免疫機能が働きウイルスを殺そうとします。 それら免疫機能の中に、T細胞(Tリンパ球)と呼ばれるものがあります。この細胞は免疫機能において重要な役割を担っており、体内の異質な細胞を見つけて破壊します。 T細胞は、ウイルスに感染した細胞を捕捉し、穴をあけ、その膜に化学物質を注入してウイルスと細胞の両方を破壊します。 このT細胞の働きのおかげで、私たちは体内からウイルスを除去することができます。

    新型コロナウイルスは「免疫細胞を無効化する」という研究結果 - ナゾロジー
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    mojisan 2020/04/13
  • 摩訶不思議な「金属で呼吸する細菌」、実は量子レベルの操作を行っていたと判明 - ナゾロジー

    空気のない場所でも金属に電子を吐きだして呼吸している細菌が発見された細菌は電子の放出効率を上げるために、電子のスピン方向を統一していた仕組みを解明することで量子生物学と生体量子コンピューターの開発に役立つ 全ての生命は呼吸を行っており、私たち人間を含めた全ての多細胞生物は酸素呼吸を行っています。 しかし地球の地下深く、空気の存在しない場所では、なんと酸素の代わりに金属で呼吸する生物がいました。 今回、研究者によって調査されたS. oneidensis(シュワネラ・オネイデンシス)と呼ばれる細菌は代表的な金属呼吸を行う細菌として知られており、マンガンを初めとして鉄、鉛、水銀、ウランなどの固形鉱物を使って呼吸をしています。 なので、菌表面に接続された回路電極や金属を取り去ってしまうと、オネイデンシスは金属呼吸が行えなくなって窒息し、直ぐに死んでしまうのです。 そんな非常にユニークな呼吸を行うオ

    摩訶不思議な「金属で呼吸する細菌」、実は量子レベルの操作を行っていたと判明 - ナゾロジー
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    mojisan 2020/03/12
  • 禁忌の人体実験が可能に?人工臓器を組み合わせた「疑似人体」を開発 - ナゾロジー

    複数のオルガノイドを基盤の上に配置した様子。左下の呼吸する肺から出た酸素の多い体液は赤で示され、各臓器から戻って来る酸素の少ない体液は青で示されている/Credit:youtube.TissUse 近年の急速なバイオテクノロジーの発展によって、様々な臓器が試験管内で培養可能になりました。 これらの培養された臓器は「オルガノイド」と呼ばれており、人体実験の代用品として使われています。 これまでは単体での利用が主でしたが、今回アメリカの研究者によって、脳を含む複数のオルガノイドを血流によって組み合わせ、基盤の上に配置することで「疑似人体」の作成に成功しました。 この統合的な疑似人体は、肺によって酸素を取り込み、心臓を脈拍させ、すい臓でインスリンを分泌し、精巣や卵巣まで供え、脳では神経活動が観測されています。 研究者たちは、このシステムを禁じられた人体実験の代用として利用することで、主に創薬にお

    禁忌の人体実験が可能に?人工臓器を組み合わせた「疑似人体」を開発 - ナゾロジー
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    mojisan 2020/03/11
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