2009年10月25日のブックマーク (2件)

  • 「乙嫁語り」森薫 | 族長の初夏

    まさに森薫の、森薫による、森薫のための漫画。「民族衣装描きたいいい!」という作者の叫びが紙面から聞こえてきそうな、恐るべき描き込みの細かさです。しかもトーンワークの一部を除いて、作画作業のほぼすべてを森薫ひとりでこなしているのだとか。これはもう、「仕事だから手をぬかない」とかいうまともな道理の通じる次元ではないってことなんでしょうかね。人の気のすむまで描いて描いて描き倒す、その筆ゆきを読者はただ見守ることしかできないのではないか。そんな気さえしてしまいます。エマの連載期間中に劇的な進歩をとげたこの人の絵が今後どう変化していくのか、楽しみでもあり、少々恐ろしくもあり。 「乙嫁語り」の舞台は19世紀中央アジアのカスピ海沿岸地域で、劇中の衣装もそのあたりのものを参考にデザインされているらしいです。では、元ネタにあたる実際のその土地の民族衣装はどういう感じなんだろう。気になって検索してみたんです

    mokkei1978
    mokkei1978 2009/10/25
    「乙嫁語り」。"本人の気のすむまで描いて描いて描き倒す、その筆ゆきを読者はただ見守ることしかできない"
  • 【オススメ】 小路啓之/来世であいましょう | マンガ一巻読破

    来世であいましょう 1 (バーズコミックス) ■ 【オススメ】 うじうじした主人公に好きだと告白してきたのは 初対面の転校生。しかし彼女は彼が死ぬことを望んでいた。 うじうじとした主人公は 嫌なことがあってもすぐにキレることが できないかわり時間差でもって爆発するという 性質のため、危険人物視されていた。 彼のいるクラスにやってきた転校生は美少女。 彼女がなぜか彼に興味をもち、学級でも孤立していた彼に接近。 好きだ、と言い出すのだった。 近未来なのか、時代も舞台も設定されない場所で展開される ファンタジー。少女はそれぞれの人物の来世が見え、 夢のなかに現れる人物に恋していた。その人物の現世の姿が、 主人公。なので少女の夢は、早く主人公が死んで、 来世の姿に転生することだった。そんな捻れた話である。 主人公の気を惹くために転校生は色々と手を尽くし罠をはる。 が、自分の気持ちを問い質した主人公

    mokkei1978
    mokkei1978 2009/10/25
    ”本来しんどい内容になりそうなのだが、 突き抜けた登場人物と、綺麗な絵柄、そしてポップな雰囲気で、 楽しく読ませる。”