2009年11月30日のブックマーク (6件)

  • Notrax.jp

    mokkei1978
    mokkei1978 2009/11/30
    Mos Def「The Ecstatic」。"どのトラックも乗りこなし、というか「歌いこなす」ことで自分のものにしてしまうあたり、さすがに‘役者’が違う。"
  • 油断のならない語り手「庭、灰」

    実験的な色彩が強く、読み流すと「破綻した物語」に見える――のだが… ただの回想録と思いきや、語りの技巧にヤられる。最初は、少年時代の思い出を、時間の流れに沿って描いてゆく。死の恐怖、夢と死、母への思慕、父の紫煙、ユリアとの初恋…読み手は、自分の幼い頃と重ねながら甘酸っぱさを共有するかもしれない。 次にそれをベースにして、謎めいた存在だった「父」の探求を始める。いずれも「いま」「この場所」で「読み手に向かって」、「僕」が語る形式をとっているのだが、それぞれの要素がよじれてくる。ここから、まるで別物に見えてくる。 記憶よりも連想に寄りかかり、筋は論理矛盾を起こし、話者は「不確かな語り手」と化す。展開は絶えず断ち切られ、それらをつなぐ相関は、五感――視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚によって、身体的な表現へ触発される。モンタージュ、フラッシュバック、フェイドアウトなどの映画手法が応用され、視覚効果が強

    油断のならない語り手「庭、灰」
    mokkei1978
    mokkei1978 2009/11/30
    ダニロ・キシュ「庭、灰」。"こうしてつくりあげられた濃密な情景の一ピース一ピースが、すこしづつバラバラになり、朽ち、消えてゆく。ラストの喪失感はひとしお。"
  • イスラエルの存在しなかったもう一つの世界〜小説『ユダヤ警察同盟』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■ユダヤ警察同盟(上)(下) / マイケル・シェイボン ユダヤ警官同盟〈上〉 (新潮文庫) 作者: マイケルシェイボン,Michael Chabon,黒原敏行出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/04/25メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 81回この商品を含むブログ (120件) を見るユダヤ警官同盟〈下〉 (新潮文庫) 作者: マイケルシェイボン,Michael Chabon,黒原敏行出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/04/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (90件) を見るヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞というアメリカSF大賞三冠に輝き、さらにMWA賞、ハメット賞の最終候補にまで挙がったハードボイルド・SF・ミステリ作品。いわゆるクロスオーバー・ジャンルの作品であるが、SF色はそれほど濃くなく、むしろ非常に秀逸な比

    イスラエルの存在しなかったもう一つの世界〜小説『ユダヤ警察同盟』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    mokkei1978
    mokkei1978 2009/11/30
    「ユダヤ警官同盟」。"この文章は真性のハードボイルドだ。それも感傷無しのどこまでも湿度の低いフリーズドライなハードボイルドだ。"
  • QTの額には「映画」と彫ってある「イングロリアス・バスターズ」 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    「イングロリアス・バスターズ」鑑賞。 タランティーノの映画を見終わると普段の映画鑑賞では滅多に味わえない充足感をもって劇場を出る事になる。単に「おもしろかった!」だけで終わらない。しばらくはその映画の事を思い出してニヤニヤさせられるような特別な満足感。「あぁ、オレはこういう出会いを求めて映画館に来ているんだな。」とか「あぁ、アイツとアイツ殺して死のうと思ってたけどまだ生きててよかったな。」と、幸せを噛み締めるのである。 そのQTの新作であるから、何があっても見たいと思っていたのだが、とある事情*1で大変に忙しく、休日もフル回転なのであった。が、他の(サム・ライミ以外の)誰かならともかく、QTの新作を上映しているのに見れてないなどという事態はボクにとっての最恐の責め苦なので、またもや仕事を中断して見てきました。 もはやグゥの音も出ぬとはこのことだ。 タランティーノというと代名詞的に取り沙汰さ

    QTの額には「映画」と彫ってある「イングロリアス・バスターズ」 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
    mokkei1978
    mokkei1978 2009/11/30
    「イングロリアス・バスターズ」。"これはQTの映画愛というか、もはや愛を超えて映画と共生してしまっている男:QTの、人生の全ては映画を通して行われるべきであるという哲学の表明"
  • コンビニ。バブル後の夢を食らって - 深町秋生の序二段日記

    たとえば私の故郷の近くに米沢市という町があるのだが、たいそうでっかい流通団地があり、それこそちょっと前まではたくさんの派遣労働者を抱えて半導体やらテレビの部品やらを作って羽振りがよかったのだけれど、金融バブルが弾けて輸出産業がぽしゃってからはどこも虫の息であってハローワークはぎゅうぎゅう状態。 工場近辺にあるコンビニも、今まで派遣のあんちゃんが、弁当やらチュウハイやらをどかどか買いこんでくれたのだが、こんな状況であるために同様に虫の息……という噂を耳にしていた。まあどこの地方でも転がっている話である。 車を脚のように使う田舎にあってはこの厳しい時代、定価で売りつけるコンビニなんて利用する人は減る一方で、この辺鄙な田舎である南陽市にすらイオン系の24時間スーパーができたこともあり、コンビニ討ち死にの風景がそこかしこで見られるわけだが、これもよく聞く話である。潰れたコンビニの建物に千円床屋や中

    コンビニ。バブル後の夢を食らって - 深町秋生の序二段日記
    mokkei1978
    mokkei1978 2009/11/30
    「セブンイレブンの罠」。"コンビニがうさんくさいのはわかっていたつもりだが、改めてこれほどの地獄だとは思わなかった。"
  • 「それ町」のエビちゃんはかわいい、すごくかわいい、という話。 - たまごまごごはん

    WEB拍手で「(それ町の)エビちゃんいいよね」的なコメントをいただきました。コメント自体はパロディ絵の話なので、日記の方に記載させていただきますが、 うん。 エビちゃんはかわいい。 かわいい。すごくかわいい。 なにこの陳腐な表現と語彙力の無さ。でも変に例えるんじゃなくて「かわいい」という言葉が一番エビちゃんに似合ってるんだよ! というわけで、今回は「それ町のエビちゃんかわいい」という話だけします。 それしかしません。 なぜならエビちゃんがかわいいからです。 ●タケルから見たエビちゃんかわいい● 石黒正数先生のマンガ、「それでも町は廻っている」という作品の主人公は嵐山歩鳥。色気のない元気な高校生です。色気がないのが色気です。大人になると分かります。 で、その弟が嵐山猛(タケル)。とても元気なところはそっくりですが、お姉ちゃんより利発でしっかりした子です。この子が今回の話の軸。 そのタケルと同

    「それ町」のエビちゃんはかわいい、すごくかわいい、という話。 - たまごまごごはん
    mokkei1978
    mokkei1978 2009/11/30
    全く同意>"「それ町」のエビちゃんはかわいい、すごくかわいい、という話。"