2010年4月2日のブックマーク (10件)

  • 「火の魚」2009 - 皇帝のいない三月

    とっくに絶望してたTVドラマですが、時に鮮やかな光を放つ作品に出会うことがあります。ここ1年ほどに観た劇映画を含む国産の映像劇で、私には最良の作品でした。 映画とTVドラマの差異は、もはや映像技術ではなく興行形態の違いしかないと思っています。このNHK広島制作53分の単発ドラマは、中篇映画としてシネコンにかけても十分な質感です。芸術祭大賞も当然の出来栄え。 原作・シナリオ・キャスト・美術・音楽・演出、すべてがこれしかないという衝突と調和を見せる。些か言い過ぎかもしれないが、そう思えてしまう。室生犀星の小説からエッセンスを注意深く抽出し、丁寧に人物設定の中に描きこむ。その愛情と節度の鮮やかさ、美しさ。 何と言っても脚の渡辺あや。その感性の突出。「天然コケッコー」2007でもおぼろげに感じましたが、今回は鮮やか。セリフの魅力をこれほどに感じさせるドラマは久し振りでした。特に尾野真千子演ずる折

    「火の魚」2009 - 皇帝のいない三月
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/04/02
    「火の魚」。"脚本の渡辺あや氏の感性の突出、「天然コケッコー」2007でも感じていましたが今回痛感させられました。"
  • 今日のお題・・・・・・・・・・『赤毛』(1969年 日本) - HOGHUGの日記  

    mokkei1978
    mokkei1978 2010/04/02
    岡本喜八監督「赤毛」。"体験した一切合財のものを内包させて百花繚乱の喜八組面子が勢揃いしてカマしてくれるのだから素晴らしいわな"
  • 進撃の巨人 : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)

    大友克洋と比べるのはどうかと思うけど、確かに何かすごいものを読んでいる気にはさせられるアクションマンガ。 とにかく巨人の存在が圧倒的。でかくて、強くて、えぐい。 特に巨人が人を喰う描写は絶望的に怖い。 決して絵はうまくないのに、巨人が怖いのはこの「人を補する存在」をジュラシックパークみたいなスペクタクルの対象として見ていないからだろう。 ただ、ひたすら、圧倒的な人間の敵、人間の上位にいる存在として描くことで、今まで読んだことのない、何か新しいアクションマンガになっている。 これを読んで、ひさしぶりに「でかい奴が怖い」って感覚を思い出した。 なんつうか、ドラゴンボールの大猿とか、モンスターハンターなんかで、僕らは「小さい超人がでっかいやつをなぎ倒す爽快感」みたいなものに慣れてしまっていた気がする。 でも、普通に考えたらでかい生き物ってそれだけで怖い。 ましてそれが人間を喰うっていうなら、普

    進撃の巨人 : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/04/02
    「進撃の巨人」。"描き方がきまってきたアクションマンガというジャンルにおいて少しでも新しいものを描こうとする蛮勇には拍手"
  • 北極海の海氷の減少傾向には風が働いている。ただし、温暖化が働いていないとは言っていない。 - macroscope

    北極海の海氷の広がりは、人工衛星による観測が継続されている最近30年間ほどを通してみると減少傾向がある。これは地球温暖化の一つの現われであり温暖化を強める要因でもあると考えられることが多い。とくに2007年9月に観測史上最小になったことは大きく話題になった。 (ここでの「海氷の広がり」(英語sea ice extent)という用語は、「海氷面積」(sea ice area)と近い概念だが、区別しておきたい。海を30キロメートル四方くらいの升目に区切って考える。ひとつの升目を、たとえば飛行機で上から見たとすると(雲にさえぎられないとすると)、升目の内に海氷に覆われた部分と水面の部分がある。この海氷に覆われた部分の面積だけを広域に集計したのが「海氷面積」だ。他方、升目のうち海氷に覆われている割合があらかじめ決められた数値(たとえば15%)以上の升目の面積全体を集計したのが「海氷の広がり」あるい

    北極海の海氷の減少傾向には風が働いている。ただし、温暖化が働いていないとは言っていない。 - macroscope
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/04/02
    海氷の広がりと風との関係を調べた論文が、温暖化否定論の根拠に使われだす様子を解説。またDaily MailとFox Newsかあ。
  • ブラックホーク・ダウン

    Introduction 人はどんな事柄からもやたらと教訓を引き出そうとする。戦争ならばなおさらだ。「地球よりも重い」ところの命が大盤振る舞いでドカドカ消費され、金もインフラも壮大に失われる。湾岸戦争で石油の利権云々ゆーおめでたいアメリカ陰謀論者もいたけれど、現代の戦争のコストは、はっきりいってそんなもんではとーてー見合わないほど巨大なものにふくれあがっている(とくにアメリカ式の戦争のコストは)。現代の戦争は支配とか利権とかでは埋め合わされない、ムチャクチャ効率の悪いソリューションだ。 というわけで、アメリカがソマリアに介入したとき、それは多分、当に善意からだったんだろう。ある種の無神経さがあったとしても、ソマリアはアメリカの「利権」にとってなーんの意味もない、ただの地図の場所にすぎなかったわけだもん。飢えてる人々がいる、虐げられている人々がいる。だれかがやらねば。そしてアメリカはやって

    mokkei1978
    mokkei1978 2010/04/02
    伊藤計劃による「ブラックホーク・ダウン」評。めちゃくちゃ好きなんだよなー、この映画。"宣言しておくと、この映画にはおよそドラマというものが存在しない。"
  • 『インスタント沼』 笑わされる事は無いが、笑う事はできる。そんな事よりもくみこりんだよ! (2009/日本 監督:三木聡) - DrasticDramatic

    DrasticDramatic : 『インスタント沼』 笑わされる事は無いが、笑う事はできる。そんな事よりもくみこりんだよ! (2009/日 監督:三木聡) 自分が三木監督の『亀は意外と速く泳ぐ』を初めて観たのは私生活がくさくさしていた時で、夜眠る前には「目が覚めたら第三次世界大戦が勃発していて世界が滅びていますように」と地獄におわされるナチス総統閣下に祈り、目が覚めては窓を開き溜め息をついていた、そんな時期であった。そういったビョーキじみた精神状態では「我が国家社会主義ドイツ労働者党にビョーキを患うような軟弱な者はいらん!」とナチス総統閣下に祈りを一蹴されるのも当然であって、まあそのお陰で世界はこうして存続しているのだが、普通に生活するにはとても陰で強迫的なこの世界を、変人どもとそのカリカチュアライズで笑い飛ばした三木監督の作風には大いに感銘を受けたものである。  ただ、「あんな世界

    mokkei1978
    mokkei1978 2010/04/02
    「インスタント沼」。"「あんな世界に行ってしまった旅人」としての麻生久美子を通して笑い、脱力し、ちょっと涙ぐんで鼻をチンとかむ"
  • イメージファイト!「エンダーのゲーム」

    ちと古いが、「イメージファイト」(Image Fight)というゲームがある。iremの縦シューで、PC-Engine がこれとR-TYPEの専用機となっていた20年前の話だ。いわゆる覚えゲーで、敵の出現箇所や攻撃パターンを記憶・攻略するのがミソ。他のSTGと違ってユニークなのが、「訓練ステージ」と「実戦ステージ」があるというところ。つまり、ゲームというバーチャルな空間を、「訓練」と「実戦」に区切っているのだ。 「訓練ステージ」で一定の撃墜率を達成しないと、「実戦」へ配備されず、代わりに「補習ステージ」に送り込まれる。これが鬼のような難度で、実戦よりも泣かされる。「エンダーのゲーム」がまさにコレ。読みながら、わたしの頭ん中では「イメージファイト」が響きわたっていた。 「エンダーのゲーム」の基は、一人の天才のビルドゥングス・ロマンといえる。類稀なる才能を秘めた少年が、異星人の侵略を阻止する

    イメージファイト!「エンダーのゲーム」
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/04/02
    「エンダーのゲーム」。"ミステリとしても◎、成長譚としても◎、倫理への揺さぶりとしても◎、もちろん奇抜な世界観のSFとしても◎"
  • 北川悦吏子 (@halu1224) | Twitter

    家。諸々書いています。メディア等、記事への転載、引用はご遠慮ください。と書いとくと、ホントに遠慮してもらえるの? 今までさんざん記事にされて来たので、信じられないんだけど、そうなの? だったら、遠慮してもらえると嬉しい(こんな弱気でどうする?!)

    北川悦吏子 (@halu1224) | Twitter
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/04/02
    北川悦吏子さんのツイッター。凄い勢いで何でもしゃべってて面白い。プロデューサーからはヒヤヒヤされてそう。/過去の経過を見てみると、あっという間に順応してる。
  • ネットの力を試したい。|北川悦吏子オフィシャルブログ「今日のこと。」Powered by Ameba

    ブログもツイッターも危ないわけだけど(私が、なんでもしゃべるので) 私にも、思惑ってものがあって と言いつつ、今、気づいただけだったりするけど。 いつも、「映画」を撮ったり、「ドラマ」を書くと、いっぱい取材が来るのね。 もちろん、ありがたいことです。 みなさんも、見たことあると思う。 映画が公開になるっていうと、テレビにいっぱい出るでしょ? その俳優さんとか。監督さんとか。 雑誌にもいっぱい出るよね。 昔、ここに書いたことがあると思うんだけど 誰の手も通さず、 誰かの(インタビュアーさんとか)質問に答える、という形ではなく、 私が思った私のコトバのまま、その作品のこともそれにまつわる私のことも伝えたい、と思って 今回、「素直になれなくて」で、一件も取材を受けないことにしようと思ってるの。 もちろん、取材を受ける時間でホンを書きたい、ということもあるし、 体調がやはり、手術の後で、そんなに思

    ネットの力を試したい。|北川悦吏子オフィシャルブログ「今日のこと。」Powered by Ameba
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/04/02
    新ドラマに関する北川悦吏子の意見表明。興味深い。"今回、「素直になれなくて」で、一件も取材を受けないことにしようと思ってるの。"
  • 「日本には外国人差別が根強い」、国連特別報告者が法整備要請

    都内で記者会見する国連人権理事会(UN Human Rights Council)のホルヘ・ブスタマンテ(Jorge Bustamante)特別報告者(2010年3月31日撮影)。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA 【4月1日 AFP】国連人権理事会(UN Human Rights Council)のホルヘ・ブスタマンテ(Jorge Bustamante)特別報告者(移民人権問題担当)は前月31日、「職場や学校、医療施設、家庭などで、国籍に基づく人種主義や差別意識がいまだ日には根強く残っている」述べ、日に滞在する外国人の権利を守る取り組みを強化するよう促した。 ブスタマンテ氏は閣僚や政府関係者、移民、弁護士、教育関係者、市民社会活動家などへの聞き取り調査を行った後、憲法や法律が外国人居住者を守るために効果的に機能していないと述べ、「日は人種差別を防止・撲滅するための特

    「日本には外国人差別が根強い」、国連特別報告者が法整備要請
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/04/02
    外国人研修制度によって、日本の労働市場全体が押し下げられてる可能性もあるし。