2010年7月21日のブックマーク (5件)

  • 『ロストクライム-閃光-』 - 真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダ

    現在劇場公開中の日映画です。監督は『女囚さそり』シリーズで知られる伊藤俊也。伊藤監督と共同脚を担当したのは、『特捜最前線』で記念碑的な名作はすべてこの人の脚だった、長坂秀佳。 …いやもう泣いた。途中からアホみたいに泣きどおして観ていました。 物語。 隅田川で、ラーメン屋店主の他殺体が浮かんだ。定年を控えた滝口刑事(奥田瑛二)はこの事件を担当する名乗りをあげる。一緒に組むことになった若手刑事の片桐(渡辺大)は、金策に悩んでいたラーメン店主の死という、一見あまり派手ではないこの事件に、じつは大変なヤマが隠れていることを滝口から聞かされる。――三億円事件。あの未解決のまま迷宮入りした大事件は、じつは犯人の目星がついている状態だったにも関わらず、ある事情から封印されたものだった。しかし、今になって封印を解こうとする滝口たちに、警察幹部からの圧力がかかり始める。そうするうちにも、三億円事件関係

    『ロストクライム-閃光-』 - 真魚八重子 アヌトパンナ・アニルッダ
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/07/21
    "敗残者や本当に闘うハメになった者たちを改めて正視した、伊藤俊也監督にとってのケジメのような瞬間がある"
  • 観劇記録 「インセプション」(Inception)アメリカ/イギリス 2010年公開 - Aerodynamik - 航空力学

    吉祥寺東亜興行にて鑑賞。 現実と仮想空間を行き来きし重層的に積み上げられる世界観は、少しでも目を離すとストーリーの構造を見失う位に複雑だ。一度見ただけでは、この映画を理解した気分にはとてもなれないという意味では、難解な映画に分類されるだろう。生半可な気分で見に行ける作品ではない。それだけに、脳をフル回転させ緊張感を持って最後まで観終わった後の、知的好奇心の満たされ方もまた他にはないレベルの快感だ。 仮想現実を分かりやすく描いた作品というと、一番ベタな所では「マトリックス」がある。現実と虚構の世界の行き来という設定は、SFやアニメではよくあるパターンなのだが、今作はその設定を更に追求し、一つの高みを見せたと言ってもいい。 148分の大作だが、この重層的な設定に、さらにアクションとサスペンスを盛り込んで、よく一映画にまとめ上げたな、と感嘆する。 そして複雑な設定に負けない、強烈なビジュアル

    観劇記録 「インセプション」(Inception)アメリカ/イギリス 2010年公開 - Aerodynamik - 航空力学
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/07/21
    "複雑な設定に負けない、強烈なビジュアルの力。これを生み出したイマジネーション力は相当なもの"
  • エコピアじゃなくとも世界は変わる「インセプション」- ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    「インセプション」鑑賞。 大傑作。夢に潜入するSF映画であり、難攻不落のターゲットを海千山千の仲間と計画を練って実行するケイパーものであり、要塞に攻め入るアクション映画であり、別れた女房に狙われるサスペンスであり、それらをまとめるセカイ系の話でもあるという、複雑な入れ子の多重構造でそれぞれがそれぞれに有機的に繋がっていく手の込み用である。 20歳になるまでに「紫の鏡」という言葉を忘れないで覚えていると死ぬ。という都市伝説の巧妙なところは人が意識的にコントロールできない記憶の性質を突いているところだ。嫌な思い出や心に深い爪痕を残すキツい言葉、恥ずかしい失態、グロテスクな光景など。忘れたい記憶は忘れたいと強く願えばそれだけ強く記憶に残る。やっかいな記憶の中でも好きな異性に対して抱いた罪の意識は、もしその相手と会えず詫びも償いもできなければ改訂できないまま一生ベットリとついてまわるだろう。 「ダ

    エコピアじゃなくとも世界は変わる「インセプション」- ゾンビ、カンフー、ロックンロール
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/07/21
    "過去のトラウマという、ともすれば延々と禅問答が続くような映画になってしまいがちなテーマをダイナミックな肉体アクションに構築"
  • 映画『ザ・ホード 死霊の大群』はボコりまくりシメまくりのゾンビ・ホラーだったッ!? - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ■ザ・ホード 死霊の大群 (監督:ヤニック・ダアン&ベンジャミン・ロシェ 2008年フランス映画) ギャングに仲間を殺された警官たちが、「法の裁きなんか待っちゃいられねえ!お礼参りなんじゃあぁ〜〜〜ッ!!」とかなんとか喚きながらブチ切れ気味にギャング連中の潜伏するビルへと突入するんですな。そして血で血を洗う凄惨な撃ち合い!勝つのは警官かギャングか!?という折も折り、なんとも都合が良いのか悪いのか、突然街中にゾンビが溢れ、警官とギャングが争うビルへも押し寄せてくるんです!「なんじゃあこりゃあぁ〜〜〜ッ!?」恐慌状態の警官とギャングは、ビルから逃れるためにとりあえず手を組むことにしたが…!?というお話です。 それにしてもフランス産ホラーって最近結構目にしますな。アレクサンドル・アジャの『ハイテンション』しかり、パスカル・ロジェの『マーターズ』しかり、アレクサンドル・バスティロの『屋敷女』なんて

    映画『ザ・ホード 死霊の大群』はボコりまくりシメまくりのゾンビ・ホラーだったッ!? - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/07/21
    "フレンチ・ノワール独特の暗さ、暴力性をかもし出しており、これがこの映画の特色ともなっておるんですが、なにしろゾンビ相手にしても情け容赦ありません!"
  • 『私の優しくない先輩』が超素晴らしい - 古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』

    ワイルド・ナイツ 2 (アクションコミックス) クソ田舎を舞台に駄喧嘩と駄セックスに明け暮れる男の駄冒険マンガです。簡単に言えば空手を習った男が通り魔活動を行ったり変な女とセックスしたりするマンガです。02年から07年くらいまでの生活実感をベースに取材と妄想を練りこんでひねり出しました。大した音も出ない屁みたいな男たちに捧げます。全2巻です。 ピンクニップル あんなに憧れたセックスが手に入っても、うっかりしていると砂が指の間からこぼれるようにそのありがたさや存在が失われてしまう。セックスなどという下劣な我欲そのものに一体なぜこんなに心を焦がして夢中になってしまうのか、冷静になるとどうかしているとしか思えないです。だからと言って尊いわけでもなんでもない。オレのこの醜く不潔な性器をその体内に受け入れてくださり、柔らかい肌や可愛らしい乳首をなめさせてくださった、奇跡のように心優しい女の皆さんに感

    『私の優しくない先輩』が超素晴らしい - 古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』
    mokkei1978
    mokkei1978 2010/07/21
    "なにこのえぐり込みよう、川島海荷ちゃんの可愛らしさと汚らわしさ!"