キャサリン・ビグローがやっとまともな作品を撮った 僕はキャサリン・ビグロー監督との相性が悪く、アカデミー賞を受賞した『ハート・ロッカー』なんて大嫌いだったりします。初期の『ニア・ダーク』なんかは好きですが、あれもどちらかというとエリック・レッドの脚本ありきという気もしますし、過剰なスタイリッシュさが合っていたとも思います。 なので、今回脚本も『ハート・ロッカー』のマーク・ボールということで、ほとんど観る気もなかった起きなかったような状態でした。ただ、予告編から漂ってくる「これは、ひょっとしたら」という気配を無視するわけにもいかず、また「映画は観てみないと絶対に分からない」という事もあるので今日観に行って来ました。 これが大正解。危なくこの傑作を見逃すところでした。 『フレンチ・コネクション』をフリードキン監督は「主人公のドイルはシャルニエを捉えるという行動に執着しのめり込んでいき取り憑かれ
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