スパコン界のノーベル賞とも称されるゴードン・ベル賞だが、SC11 にて 2011 年の表彰が行われ、「京」を用いた研究が最高性能 (Peak-Performance) 賞、「TSUBAME 2.0」を用いた研究が特別 (Special) 賞の栄誉に輝いた (理化学研究所のプレスリリース、東工大 GSIC のニュース記事より) 。 「京」の受賞対象は、シリコン・ナノワイヤ材料の電子状態について量子力学的計算を行ったもので、実効性能は 3.08 PFLOPS (実行効率約 43.6 %) だった。「TSUBAME 2.0」の受賞対象はデンドライト (樹枝状結晶) をフェーズフィールド法で計算するもので、ピーク性能に対して 44.5 % の実行性能を示した(*1)。 日本勢の最高性能賞受賞は /.J 記事にもなった地球シミュレータでの研究成果以来。その他の賞としては GRAPE-6 や 長崎大学