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takに関するmomochan20051969のブックマーク (27)

  • 毛皮市場のタヌキとラクーン (アライグマ) - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    毛皮協会というところの出している "「ラクーン」 の表記に関して" というプレスリリースが面白い。かなりすったもんだしたようで、第 2 弾、第 3 弾まで出ている。 品質表示ラベルで、タヌキの毛皮の表示を「ラクーン」としていいかどうかという問題が、かなり論議を呼んだようなのだ。 最近、とくに女性物のコートの襟や袖口に毛皮をあしらったものが増えている。流行りというのはコワイもので、あまり値段の張らないものでも毛皮のディテールは重要ポイントの一つになっていて、そうした毛皮は、当然ミンクとかテンとかいう高級なものではなく、「ラクーン」と表示されていることが多い。 「ラクーン」(raccoon) というのは、辞書で引けばすぐにわかるように、アライグマのことである。で、フツーの日人は、自分の着ているコートの襟や袖口についているのは、アライグマの毛皮だと思う。しかし実はそれはアライグマではなく、

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  • 衣料品のホルムアルデヒド騒動 - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    ニュージーランドのテレビ局の調査で、中国製衣料品に大量のホルムアルデヒドが含まれていたと報道された(参照)とたん、私の関係するアパレル関連団体には、不安を感じた消費者からの問い合わせが殺到している。 もっとも、「ウチの服は大丈夫?」 なんて聞かれても、実際には答えようがないのだが。 ホルムアルデヒドというのはシックハウス症候群の原因にもなり、多くの都市建築の内部なら(新築直後などはとくに)空気中に漂っていても不思議ではない化学物質である。また瞬間接着剤を使ったりしたら、周囲の空気は一時的にかなり高濃度になったりする。 衣料品では生地にハリをもたせたり、しわを防ぐ加工をしたり、つまり見かけをよくするためにホルムアルデヒドを使う場合が多く、また染料にも含まれることがあるので、大人の服は多少なりともホルムアルデヒドを含むことが多い。 しかし日ではベビー服の場合、少しのホルマリンも検出されてはな

    衣料品のホルムアルデヒド騒動 - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"
  • 「コミュニケーション英語」 に徹するならば - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    中教審の答申に沿い、高校英語は現行科目をすべて統合し、「コミュニケーション英語(仮称)」という科目になるんだそうだ (参照)。 現行では「英語」「オーラル・コミュニケーション」「リーディング」など、6科目があるんだそうだ。へぇ、知らんかった。いくら科目数を増やしても、役に立たなかったというわけだな。 日人の英語力が低いと言われるのは、英語に対するスタンスが定まっていないからである。漠然と「アメリカ人のように英語をしゃべりたい」 みたいなイメージがあるだけで、じゃあどうするかという具体的な方法論がない。 翻って、インド人の英語に対するスタンスは立派なものである。とにかく自己主張ができればいい。ほとんどのインド人の英語はものすごい訛りで、「これが英語か?」と思うほどだが、彼らは「自分の英語は変だ」なんて決して思っていないようなのだ。とにかく臆せず機関銃のようにまくし立てる。 多くの日人はそ

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  • 「現代用語の基礎知識」 偉い! - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    新語辞典の 「イミダス」 と 「知恵蔵」 が 2007年版を最後に、休刊するそうだ (参照)。 この 2つは、どうせ 「柳の下のドジョウ」 を狙った物まね企画だから、消えてしまっても別に感慨はない。その点、しぶとく発行を続ける「現代用語の基礎知識」は、さすが草分けである。根性が違う。偉いのである。 以前は、3年に 1度は「現代用語の基礎知識」を買っていた。毎年買うほどの必要はないが、3年に 1度ぐらいは更新して「棚の常備薬」みたいな位置づけにしておくと、ふとした書き物の参考資料にするのに便利だったのである。 ところがいつの間にか、物まね企画が出てきたのだ。集英社の「イミダス」の出たのが、1986年だという。朝日新聞社の「知恵蔵」は、その 3年後の 1989年だ。私は書店にこれら後発の 2つが、草分けの「現代用語の基礎知識」を押しのけるようにして平積みにされるのを見て、毎年不愉快な思いをし

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  • 武道とダンス - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    中教審が武道とダンスを中学校で男女とも必修にするという答申を出して、どうやら実現されてしまうらしい (参照)。 で、世の中では、安倍内閣の「戦後レジームからの脱却という復古主義」の色合いををダンスで薄めるナンセンスだとか、お約束通りの反論が渦巻いている。 この件に関しては、私はややシニカルなスタンスだが、頭っから反対というわけじゃない。中学で武道やダンスを習うということには、少しはメリットだってあるはずだ。 完全に個人的な趣味だけで言ったら、中学で武道とダンスを習うのも、悪くはないと思う。私が中学生なら、単純に楽しめるだろう。だけど、もちろん楽しめない中学生も少なくないだろうし、さらに、楽しめない大人はもっと多いだろう。 外国を旅行すると、日人というだけで、何かの武道をやっているものと思われることが、案外少なくない。さすがに「ニンジャ」なんていうのは論外だが、「ジュードー」や「カラテ」を

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  • 最高級牛肉って、本当においしい? - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    近頃、しゃぶしゃぶをメイン料理にした宴会に出る機会があった。しかも、肉は掛け値なしに最高級 (A 5 ランク) の前沢牛である。 ところが、申し訳ないけれど、私は最高級の牛肉というものに、さっぱり魅力を感じない人なのである。で、宴席ではもっぱら野菜とうどんばかりべていた。 いや、お付き合いで、その最高級霜降肉を 2枚ばかりべた。1枚は刺身でポン酢をつけて、もう 1枚は、さっと湯に通して醤油だれにつけて。まあ確かに、舌の上でとろける極上品ではあった。しかし、それだけのことで、3枚目をおうという気にはなれなかった。 そりゃ、不味いとは思わない。しかし特段うまいとも思わないのである。率直に言うと、「ちょっとミステリアスなものを口に入れちゃった」 という感覚なのだ。常温で放っておくと、だんだんベトベトになっていく様を眺めているだけで、なんだか気持ち悪くなってきちゃうし。 廻りの人たちが「おい

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  • 政治に初めてシャレを持ち込んだ麻生さん - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    昨日朝の TBS ラジオで 小沢遼子さんが、「麻生さんの『キャラが立ちすぎて……』なんて、そんなの、自分で言うことじゃないでしょう!」 と怒っておいでだった。 でもまあ、あれって一応シャレなんだから、いくら怒るのが仕事の小沢さんでも、そんなところで怒ったら、シャレにならなくなっちゃう。 「腹立ち日記」よりは「キャラ立ち日記」 の方が、まだ楽しいだろうし。…… あぁ、ベタベタの親父ギャグになってしまった。「からたち日記」のシャレだと気付いてくれるのは、最近の若い人の中に何人いるだろうか。 とまあ、くだらない前フリになってしまったが、麻生さんの総裁選に向けての演説、シャレの出来不出来は別として、政治の演説の中にとてもカジュアルなシャレを持ち込んだ日で初めてのケースとして、案外画期的なことなんじゃなかろうか。この精神は大事にしたいと思うのである。 日政治家の演説って、はっきり言ってとてもつ

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  • 死刑をめぐる煩悶 - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    今週の "死刑で罪は償えるのか" と、"死刑の 「目的」" という 2つのエントリーについたコメントにレスしているうちに、私自身の死刑に関する考えがかなり整理された。 私は一貫して 「被害者遺族の復讐的意味合いの死刑要求」 に疑問を呈したのだが、逆に肯定的コメントが多いのに驚いた。 光市母子殺人事件の被害者の夫である村洋氏の、かなり気の死刑要求に私はどうしても違和感を覚えてしまい、「私だったらそうはしない」 という態度表明をしたのだが、寄せられたコメントの過半数は、遺族の復讐的意味合いでの死刑要求は当然のことというご意見だった。 「目には目を」 的なコンセプトが私の想像以上に当然と見なされていることに、私は少なからず戸惑ってしまったのである。まず私は、もしかして自分が偽善的なことを言っているのではあるまいかと疑ってみた。 もし自分の身内が殺されたら、当は復讐したいのに、犯人をなぶり殺

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  • "Baby in Car" を巡る冒険 - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    車のバックウィンドウに、よく "BABY IN CAR" というステッカーが貼られていたりする。「赤ちゃんが乗ってるから、気を付けてね」ということなのだろうが、英語としてちょっとね。 英米では "Baby On Board" というのが一般的なのだそうだ。なるほど、これなら 「車内に赤ちゃんがいるよ」 ということになる。 Wikipedia によると、この Baby On Board ステッカーは、1984年に英国の セイフティ・ファースト社が売り出したのが元祖だそうで、米国にまで渡ってずいぶん流行したもののようだ。ところが、米国では 1985年以後、急速に廃れてしまったらしい。 その廃れた原因というのが、イミテーションの氾濫というのがおもしろいWikipedia では、"Baby I'm Bored" (ベイビー、俺、退屈しちゃった), "Pit Bull on Board" (とって

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  • 「取調べ可視化」 を巡る冒険 - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    近頃 「取調べ可視化」 というのがトピックになっているらしい。警察での容疑者取調べの様子を、ビデオに録画しておくということだ。 警察での取り調べは、密室で行われる。そして供述調書は警察の係官が書き、後で容疑者がそれを読んで、「はい、私は確かにこう供述しました」とサインする。 これって、かなりアブナイお話である。容疑者が話したとおりに係官が調書を書くなんて事は、まずあり得ない。ワセダ速記の名人とかいうなら別だが。フツーは、容疑者の言ったことを適当に整理して調書を「作成」することになる。 その「供述調書作成」の過程で、容疑者の供述の、些細だが実は後になって重要なファクターとなるかもしれない部分は削り取られ、作成者側の都合のいい思い込みが混じりこみ、さらに、容疑者が絶対に使わないであろう専門用語に置き換えられ、「もっともらしい」調書になる。 その各部分だけをみれば、回りくどい話し言葉を簡潔な書き

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  • アパレル業界のしがらみ - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    衣類を購入する消費者は、自分の購入するブランドにしっかりこだわっている層と、それには全然こだわらず、その時々で気に入ったものを買う層に大別される。 ブランドにこだわっている層は、話がそれほど込み入らない。彼らの多くは「プロの消費者」で、ポリシーがしっかりしているからだ。 ところが、その時々で、ぱっと見で買ってしまう消費者というのは、時々話が面倒になることがある。私はアパレル業界の仕事をメシの種にしているので、いろいろな話を耳にする。 衣料品の内側に縫い付けられているケアラベル(洗濯方法などを表示したもの)には、製造メーカー(または、所属する団体)の名前と連絡先(主に電話番号)が明示してある。クリーニング店などで何か問題が発生した場合には、そこに連絡してどちらに責任があるかを確かめたりする。 で、この電話番号を頼りに電話してきて、「とても気に入っているので、同じものを買いたいんですけど、直接

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  • "FLEECE AND GO" はちょっとなあ - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    昨日、たまたまユニクロの新しいテレビ CM を見て、ちょっと絶句してしまった。キャッチコピーは、"FLEECE AND GO" だという。 「フリースを着て出かけよう」 という日語がついているが、これ、ちょっとなあ。"Fleece" を動詞で用いると、「フリースを着る」 という意味じゃなく、ヤバイ意味になるのだよ。 "Fleece" という単語は、名詞では「フリース」そのものだ。元々の意味は、刈ったばかりの羊毛のことである。羊毛は絡まり合って生えているので、刈ったばかりだと、いわゆるフリースの生地みたいにぞろっとつながっているのである。 そして動詞で使うと、「羊の毛を刈る」という意味になってしまう。さらにスラングなのだけれど、「羊とプードルとフリースの三題噺」 という記事でも書いたように、「だまして巻き上げる」という意味もあるのだ。(参照) 羊さんがせっかく 1年かけて生やした羊毛を、あ

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  • 花より団子? - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    ピカソの絵をもっと抽象化したような現代美術を、「どこがいいのか、さっぱりわからん」と公言しても、ほとんど問題ないが、最高級牛肉を「どこがうまいのか、さっぱりわからん」と公言すると、世間から憐れまれたりする。 やっぱり「美」より「」の方が、世間の優先順位は上なのかなあ。 私は個人的には、あちこちの高級レストランや料亭で美の限りを尽くしているようなオッサンが、現代美術について「あんなもの、さっぱりわからん」と臆面もなく言い切るのを聞くと、その方が哀れなような感慨にとらわれるがなあ。 私は旅行先では、事には金をかけなくても、その土地の美術館や名所旧跡には是非足を運びたいと思っている類の人間である。ところが、仕事関係でグループ旅行をすると、ほとんどの人は空き時間には美術館に行くよりも、その土地の名物料理いたがるのだ。 「それよりも、○○美術館(あるいは △△記念館、▼▼神社でもいい)に行

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  • コピー問題の割り切れない思い - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    コピー問題について、私は少しだけ割り切れない印象を抱いている。例えば中国の遊園地で、ディズニーのキャラクターを真似したら、明らかに「コピー」として非難される。 これは、オリジナルがとても有名で、市場において圧倒的な優位性を持っているからだ。いわば「主 ‐ 従」の関係である。 いわゆるシャネル・スーツを模したデザインも、これにあたる。襟なしジャケットが特徴の女性用スーツの「シャネル・スーツ」という名称は、以前は日では一般名詞に近い形で取り扱われていたが、いつの頃からか、シャネル社が知的所有権を強烈に主張し、「シャネル風スーツ」でも認められなくなった。 しかしこの「オリジナル ‐ コピー」という「主 ‐ 従」の関係の成立しない世界では、知的所有権があまり強烈に主張されないことがままある。 例えば、いわゆる「萌え系美少女」と称される、一群の女の子の絵がある。私には、あれらの女の子の絵の区別がほ

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  • 「偽装表示」 を巡る冒険 - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    オッチャン (これは普通名詞でなく、固有名詞の 「オッチャン」)が、メルマガで「コンプライアンス」について書いている(参照)。 コンプライアンスは、近頃「法令遵守」と訳されていて、企業がこれをおろそかにすると、大変なペナルティを課せられるというのは、一連の品不祥事の例をみればわかる。 それにしても、品関連の偽装表示はめちゃくちゃ多い。シューマイの崎陽軒の「原材料表示ミス」なんて、「使用量の多い順に原材料を表示するよう定めた JAS 法の規定を知らなかったことによる誤り」なんて言っているが、そんなこと品メーカーが知らないわけなかろう。 素人の私だってその程度のことは知っているからこそ、乾麺のそばを買うときは、原材料表示で「そば粉、小麦粉」の順に書いてある製品を買うのである。これが逆だと、単に「そば粉がちょっと混じった色付きうどん」になっちゃうからだ。まあ、表示そのものが信じられるかどう

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  • 庄内 On My Mind - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    昨日の東京の最高気温は 11度ぐらいだったようだ。日が昇ってもあまり暖かくならず、昼前からはむしろどんどん気温が下がってきたような印象で、とにかく風が冷たかった。 朝から空は重苦しい荒涼とした灰色。私にとっては、ああいうのが「冬空」のイメージなのだが、関東生まれの人間は違うらしい。 関東に限らず、日の太平洋側で生まれ育った人にとっての「冬空」は、「くっきりと晴れ渡り、冷たく引き締まってきりりとした感じ」なんだそうだ。日海側で生まれ育った私にとっては、「冬空」といえば、関東に 30年以上住んだ今でも、重苦しい灰色の雲が立ちこめているものなのだが。 ところが、昨日は関東の方がどんよりとした重苦しい空になってしまった。ふと思い立って、庄内のリアルタイム映像を配信してくれている 庄内 Cam さんのバナーをクリックしたら、雲一つなく晴れ渡った空を背景に、鳥海山がくっきりと聳えている姿が目に飛び

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  • 純正律と平均律 - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    「追憶の荻窪ロフト '75」というエントリーで書いた通り、私は一時、ライブハウスで歌を歌っていたほどだから、歌は少なくとも下手ではないと自認している。 しかし、高校の頃に、一度明らかに音痴になったことがある。自分の発する音がずれていると感じられて仕方がなかったのだ。 今から思うと、これはどうも 「平均律」 というのを意識しすぎたことによる音感の混乱だったと思う。 それまで私はしごくお気楽に音楽に接していた。だから歌うのも楽しかった。ところが、高校になってから音楽の教師がピアノの専門家だったために、「平均律」の音階というものを押し付けられたあたりから、やたらややこしくなってしまった。 最初、私はこの音楽教師の方が音痴なんじゃないかと、マジに思った。彼の平均律に立脚した歌唱スタイルが、まったく奇異に感じられたためである。ところがそのうちに、そのような音階の方が正しいような気がしてきてしまった。

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  • 風を読む、空気を読む - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    昨年の流行語大賞で「KY」がいいとこまで行った。言わずと知れた「空気を読めない」のアブレビエーションである。 「読める」じゃなくて「読めない」の意味というのがポイントだ。「空気を読める」は「KYR」なんだそうで、「読めない」方がデフォルトというのが、時代の空気を反映している。 一説によると、「KY」は耳元で囁くと、「空気読め!」という意味に転化するそうだ(参照)。やだなあ、耳元で「ケーワイ!」なんて囁かれたら、マジ気持ち悪いだろうなあ。そんなことをする奴にこそ、そいつの眠っている間に、耳元で何度もうなされるまで囁いてやろう。 「空気を読む」とか「読めない」とか、ここまでも杓子も使いたがってしまうと、あまり気持ちのいい言葉じゃなくなってしまう。永六輔さんは、それよりも「風を読む」という言葉を薦めておいでだ。 「風を読む」なんていう朝のテレビショーの中のコーナーもあったらしい(今もある?)が

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  • 「ロシアリス」 を 「ロリス」 って言うなよ! - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    いやはや、近頃一番驚いてしまったのは、毛皮製品のタグに「ロリス」と表示されていたことだ。ロリスといえば、あの可愛らしい顔のおサルの仲間で、絶滅危惧種じゃないか。 それに、「ロリス」の毛皮は高級品として流通しているようだが、熱帯に棲むおサルの毛皮が、防寒用の高級品になるわけなかろう。 アパレル業界でメシをっている私としては、これは放っておくわけにはいかないと、さっそく調べてみたのである。そしてわかったことは、毛皮業界で「ロリス」と言ったら、あのおサルの仲間のロリスじゃなく、「ロシアリス」(ロシア産のリス)の略称だというのである。 「ロシアリス、ロリス」 の 2つのキーワードで検索すると、こんなにたくさんのページがヒットする。ほとんどは、「ロシアリス」の略称として「ロリス」という呼称を何の疑いもなく用いている。 これはひどい。ひど過ぎる。業界内部で「ロシアリス」を略して、符丁的に「ロリス」と

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  • 工場という単語は factory か mill か ? - 今日の一撃 - tak-shonai's "Today's Crack"

    オッサンになっても英語感覚を失わないために、RNN 時事英語辞典というサイトによく行く。その中の 「きょうの時事英語」 1月 16日付に、「製紙工場」というのがある。 再生紙の古紙割合偽装問題で話題になった「製紙工場」を、英語では、"paper mill" という。"paper factory" ではない。 日の中学高校英語では、ごく単純に「工場は英語で "factory" という」と教わった。で、ちょっと詳しく勉強すると、"mill" という単語も、工場という意味で使われると知った。"Mill" というのは、あの 「コーヒー・ミル」の「ミル」と同じ単語である。 水車小屋の粉ひきも、"mill" という。だから、高校大学時代には、私は、いわゆる「工場」と書いて「こうじょう」、「こうば」と読む日の慣わしに置き換えて、"factory" は「こうじょう」で、"mill" は「こうば」みたい

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