ホンダは、2015年にF1の有力チームで知られるMcLarenと協業し、パワーサプライヤーとしてF1に復帰した。復帰初年は厳しい結果となるレースも少なくなかったが、2016年シーズンは大きく変化するかもしれない。IBMが米国で開催中の「InterConnect 2016」において、パワーユニットの開発を手掛ける本田技術研究所とデータ解析システムを構築したことを発表。現地で本田技術研究所にその取り組みを聞いた。 このシステムは、F1マシンのパワーユニットに搭載された160以上のセンサから収集されるデータを蓄積、分析する基盤として本田技術研究所のHRD Sakura(栃木県さくら市)に2015年シーズンが始まる前に構築されたという。IBMの「IoT for Automotive」と呼ばれるソリューション群から、WebSphere Application ServerやIBM InfoSpher