2019年6月20日更新 2017年3月24日公開 独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センター(旧:技術本部 ソフトウェア高信頼化センター) 概要 IPA/SECは、マサチューセッツ工科大学のNancy Leveson教授が提唱するSTAMP(System Theoretic Accident Model and Processes)の理論に基づいた新しいハザード分析手法であるSTPA(System Theoretic Process. Analysis、以下STAMP/STPA)を現場で実践するための手引書「はじめてのSTAMP/STPA(実践編)~システム思考に基づく新しい安全性解析手法~」(以下本書)を公開しました。STAMP/STPAを実践しようとする開発者、特に大規模・複雑化するシステムの安全性確保の責務を負うシステム開発者、ソフトウェア開発者向けに、「教科書通りにはいかない
複雑化したシステムの安全性確保(STAMP) 近年の組込みシステムは、個々の構成要素自体の高機能化に加え、各構成要素が接続されて連動動作することにより、益々、大規模・複雑化が進んでいます。 IPAでは、そのようなシステムにおけるシステムライフサイクルの全般をカバーした安全性・信頼性・セキュリティ向上手法の調査・研究、およびその普及を目的とした活動を行っています。複雑なシステム設計において安全性を確保するため、システム理論に基づく事故モデル(STAMP*)およびその安全性解析手法(STPA**)に注目しつつ、我が国のソフトウェア開発実態に即したリスク評価手法の調査・検討および普及を行っています。 *STAMP(System-Theoretic Accident Model and Processes) **STPA(System- Theoretic Process Analysis) ST
開催情報 クリティカルソフトウェアワークショップ(WOCS2: Workshop on Critical Software System)は、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が共催するワークショップです。 クリティカルソフトウェアワークショップは、宇宙・航空、医療、鉄道、自動車などのミッションクリティカルなソフトウェアの開発・運用・保守に関する技術やプロセスに焦点を当て、産業分野の枠、さらには産・学・官の枠をも超えた技術者・研究者の情報交換の場として実施してきました。組込みシステムや社会インフラに関わるシステムで、いかに信頼性・安全性を確保したソフトウェアシステムを作り上げるかを議論し、ソフトウェアシステムの信頼性・安全性の分野で貴重な役割を果たしています。 第12回目となる今回のWOCS2は「Sociotechnical Science
概要 近年のコンピューターシステムは、ネットワークなどを通じて異なる機器やシステムどうしが繋がるようになり、ますます大規模・複雑化しています。それにともなって人とシステム、あるいはシステムどうしの間の複合原因による障害が増加し、システム単体ではなく「異なるものどうしが繋がったシステム全体」での障害対策が求められるようになってきました。そのようなシステムにおける安全性解析に関する新しい手法として、システム理論に基づく事故モデルであるSTAMPが注目されています。 STAMPは、米国でマサチューセッツ工科大学(MIT)のNancy Leveson教授を中心に約20年前から研究が進められており、人とシステム、あるいはシステムどうしといったコンポーネント(人やシステムといったシステム全体の構成要素)間の相互作用に着目して安全評価するという特徴があります。これにより、従来の手法では対応が難しかった「
【SEC特別セミナー】 システムベースのエンジニアリング最新動向 複雑化するシステムの安全性とセキュリティを確保するためにすべきこと! システムのセーフティ/セキュリティに携わるすべての方へ 開催情報 近年、コンピューターシステムはネットワークなどを通じて異なる機器やシステム同士が繋がるようになり、ますます大規模・複雑化しています。それに伴い、人とシステム、あるいはシステムとシステム間の複合原因によるシステム障害が増加し、システム単体ではなく、”異なるもの同士が繋がったシステム全体”での障害対策が求められるようになってきました。 そのような状況において、これらのシステムにおける安全性解析に関する新しい手法として、STAMP(∗1)が産業界において注目されています。 本セミナーでは、STAMPの提唱者であるナンシー・レブソン教授を招聘し、STAMPの解説や適用事例について紹介すると共に、セキ
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