河野太郎行政改革相(58)は10日、国会内で記者会見を開き、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補することを正式に表明した。冒頭、河野氏は「皆さんの思いや不安を受けとめ、情報を共有し、しっかりとしたメッセージを出し、皆さんと一緒に直面する危機を乗り越えていかなければならない」とし、「人が人に寄り添うぬくもりのある社会を作っていきたい」と述べた。 また河野氏は「自民党は保守政党だ」とし、「保守主義は度量の広い、中庸なあたたかいものだと思っている。日本の礎は長い伝統と歴史と文化に裏付けられた皇室と日本語」と話した。 会見では菅政権で行政改革相として取り組んだ「脱ハンコ」のほか、政府内で新型コロナウイルスのワクチン調整を担った実績を強調。「みんなが少し手を伸ばしてつかみたいものをつかむ。その努力をみんながやろうと思う。その努力が結果を生む。そういう国をつくっていきたい」と語った。 河野