「世界三大料理」といえばフランス料理、中華料理、トルコ料理。うん、フランスと中華はわかる。でも、トルコ料理ってどんなんだっけ? 残念ながらケバブぐらいのイメージしかない。そこで今回は、トルコの宮廷料理を出すレストランに潜入。古くオスマン帝国の時代から連綿と継承されてきた独自の食文化に迫りました。 4,000種類のレシピを3年かけて復元 ターキーとタキビは似ているから、トルコには何となく親近感がわくなあ。そんなことを考えつつ、麻布十番駅から歩く。ほどなく、目指す「ブルガズアダ」に着いた。 重厚なプレート さすが宮廷料理を謳うレストラン。エントランスからすでに高級そうなたたずまいだ。 きれいにセッティングされたテーブル にこやかに迎えてくれたのはオーナーシェフのメフメット・ディキメンさん(46歳)。彼はシェフ歴20年。もともとは長野県の飯田市でトルコレストランを経営していたが、2008年にこの