いつも面白い「hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)」さんが、「バラモン左翼」という話をしていました。 トマス・ピケティが論文の中で、「『左翼』はインテリのエリート(バラモン左翼)の党になってしまったが、『右翼』はビジネスエリート(商人右翼)の党とみなされている。」と書いているのだそうです。 そして同じくピケティは「インドの伝統的なカースト制度では、上級カーストはバラモン(僧侶、知識人)とクシャトリア、ヴァイシャ(軍人、商人)に分けられる。現代の政治的紛争もなにがしかこの分断に沿っているようである」とも書いているとのこと。 興味深かったので、ブログ中で紹介されていた「ソーシャル・ヨーロッパ」の記事と、さらにトマス・ピケティの論文も実際に読んでみました。ピケティ論文の方はお得意の歴史的なデータ推移の緻密な分析から書いているので、途中かなり端折って読みましたが… Thomas Pike