ベンチャーキャピタル(VC)業界のハラスメント問題が次々と明らかになっている。 女性起業家らを対象に調査し、アイリーニ・マネジメント・スクールが7月に公表したアンケート調査では、「過去1年間にハラスメント被害を経験した」と回答した女性起業家は52.4%と過半数を超えていた。 またNHKの報道では「『投資するから愛人関係になろうよ』と言われた」などと被害を実名で告発するなど、社会問題化している。 そして今回、独立系ベンチャーキャピタル(VC)国内大手のジャフコグループでも、40代の元社員の女性が、社員2人からセクハラやパワハラにあったとして、ジャフコに対して慰謝料などを求めている。女性の代理弁護人が10月11日、記者会見を開いた。 記者会見に参加した弁護士の指宿昭一氏は「女性投資家や労働者に対するセクハラが横行している。ジャフコが法的責任を否定し、法的責任に基づく対応も否定しているのは重大な