アニメ制作会社「STUDIO 4℃(スタジオよんどしい)」で制作進行を務めるAさんが、同社に対して未払い残業の支払いを求める訴訟が12月16日、東京地方裁判所で始まりました。第1回では原告のAさんが意見陳述を行い、「この裁判は違法な働かせ方が横行するアニメ業界を是正するための大きな一歩になると思っています」と訴えました。 アニメ制作会社「STUDIO 4℃」を提訴したAさん(ご本人の希望でお名前は匿名としています) 今回の訴訟で求めているのは、未払いとなっている残業代286万7375円(2017年4月1日~2019年7月31日)と付加金。Aさんは専門業務型裁量労働制を適用されて勤務していましたが、この裁量労働制の適用が違法であったことが今回の訴訟の主張な論点の一つとなることが提訴時の会見で語られていました(関連記事)。 提訴時に行われた記者会見 第1回の裁判では、原告Aさんの意見陳述を裁判
36人の尊い命が奪われ、30人以上が怪我をした京都アニメーション放火殺人事件。一方、自らも全身に重い火傷を負い、長期間にわたって危険な状況が続いた青葉真司容疑者(41)は懸命な治療により、事情聴取を受けられるまでに回復、医療スタッフたちについて「人からこんなに優しくしてもらったことは今までなかった」と感謝の言葉を口にしたとも報じられている。 【映像】加害者をどこまで守るべき?京アニ事件から考える また、青葉容疑者の治療にかかった費用は1000万円以上に上るとの見方もあるが、支払能力がない場合、それは税金から支出されることになる。こうした状況に、ネット上には「その優しさを今知ったところでその手で奪った多くの命はもう二度と戻ってこない」「そもそも治療にかかったお金払えるの?払えなければ私たちの税金から賄うんだろ。ふざけんな」といった厳しい意見もみられる。 「例えば大量殺人犯がいたとして、その犯
【緊急寄稿】財投で地方に高級ホテル50ヵ所新設は公正な政策か? 旅館経営者 永山久徳 2019年12月9日 菅義偉官房長官は訪日外国人客の受け入れ態勢を強化するため、新たな経済対策に盛り込む融資制度などを活用し、「各地に世界レベルの高級ホテルを50カ所程度新設することをめざす」と述べた。 「日本にはラグジュアリーホテルが足りない」と声高に論ずる識者が存在することは知っているし、「外国人富裕層にもっとお金を落としてもらうべきだ」との主張には理解できる部分もある。しかし、地方の実情やこれまでの経緯を無視して新しい施策を唐突かつ盲目的に取り入れるその姿勢には疑問を持たざるを得ない。 政府は訪日外国人客を2030年に6千万人にする目標を掲げる。外国人客は13年に初めて年間1千万人に達し、18年には3千万人を超えた。京都などの有名観光地では観光客が飽和状態に達し、オーバーツーリズムの問題も浮上してい
本記事は「GYOMUハック/業務ハック Advent Calendar 2019」にリンクされている記事です。つい先日、仙台からリモート参加したニワカです。よろしくお願いいたします。 ■ 自己紹介 はじめましての方ははじめまして。またお前かの人は毎度どうも。仙台でコーポレートエンジニア(=情シス・社内 SE )を生業としているふらふらと申します。 ガチの開発から身を引いてもう 15 年位になります。技術そのものよりも「その技術で何ができるのか」「実践したらどうなるのか」という課題解決のほうが好きな性質なので、地方中小企業で社内 SE というのはある意味、天職だなあと思っています。 どういう経歴でどういう考え方の持ち主なのかについては、下記を見てもらうのが良いでしょう。みんなで情シス!第4回でお話したときの資料です。 なんのことはない、職歴の汚い「オッサン SE」です。タイトル通り業務ハック
2019年12月6日、インターネットオークションで落札したハードディスクから行政文書とみられるデータが復元されたと報じられました。その後の調査でこのハードディスクはリース会社が委託した処理業者の従業員が転売して事実が明らかになりました。第一報を報じた朝日新聞は今回の流出事案を「世界最悪級の流出」と表現しています。ここでは関連する情報をまとめます。 発端は落札者のデータ復元 IT会社の男性が仕事で使うためにネットオークションで中古のHDDを落札。 使用しようとしたところ、エラーメッセージが表示されたため過去の経験からHDDのデータを確認。 復元ソフトを用いてデータサルベージを実施し、神奈川県の公文書情報とみられるデータを発見。 同じ出品者から同じ製造元のHDDが他にも出品されていたことからその後も落札した。 朝日新聞を通じて神奈川県へ情報提供し事案が発覚した。 以下は関連する出来事を整理した
『童貞。をプロデュース』強要問題の“黙殺された12年”を振り返る 加賀賢三氏インタビュー<2019年12月12日追記あり> ▲加賀賢三氏 2017年8月25日、東京・池袋シネマ・ロサで行われたドキュメンタリー映画『童貞。をプロデュース』の10周年記念上映舞台あいさつのステージ上で、ある事件が起こった。同作に「童貞1号」として出演した加賀賢三氏が、劇中で「同意なしにAV女優に口淫される」という性行為の強要があったと訴えたのである。加賀氏は、“性行為強要”の再現として、同じく登壇者の松江哲明監督に対し、自身の男性器を咥えるよう迫った。この一部始終は観客の一人が撮影しており、現在もYouTube上で視聴することが出来る。事件を受け、池袋シネマ・ロサは1週間を予定していた同作の上映を中止。その後、松江監督と配給元SPOTTED PRODUCTIONSの直井卓俊氏は、連名で同作劇中での“性行為強要”
2020年4月から「同一労働同一賃金制度」が適用される。正社員と非正規社員の不合理な待遇格差を禁じる制度だ。ユーザー企業のIT部門で働く派遣技術者が、正社員であるIT部員と同じ仕事をしているのなら、給与面などでの格差は許されなくなる。 直感的には、IT部門ならびに技術者を送り出しているITベンダーはかなりやばいんじゃないのと思う。多くのIT部門はITコストを引き下げる目的でシステムの保守運用をITベンダーに丸投げしているからだ。しかも定期的に人月料金の引き下げを強要する企業もあり、ITベンダーの常駐技術者の給与はIT部員の半分などというひどい例さえある。 だが、ユーザー企業側からもITベンダー側からも「やばい!」との声は今のところ上がっていない。考えてみれば当たり前で、ユーザー企業のIT部門からすれば、そもそもIT部員はITベンダーの常駐技術者と同じ仕事をしていない。技術者を送り出している
募集職種は「競技会場運営」や「英語を生かした訪日関係者との調整役」「医師のサポート」など、ボランティアが担う仕事とほとんど同じように見える。にもかかわらず、時給1600円から募集していることから、ネット上などで「ボランティアと同じような仕事なのに扱いが違うのはなぜなのか」「純粋な気持ちでボランティアに応募してしまった人はどうなるのか」といった声が相次いでいる。 実際、同じ仕事なのか。同じ仕事なのに待遇に差をつければ不公平感が残る。 大会組織委員会は「同じ仕事ではない」と説明する。「今回募集したのは、組織委員会の職員として働いてくれる人。来年2月から順次、組織委員会の職員として五輪に向けた準備をしてもらい、五輪期間中はボランティアのまとめ役になってくれる人を想定している」。ボランティアよりも語学力などにおいて高度なレベルが求められるという。 勤務形態はシフト制。2~6月は1日7時間45分勤務
二輪車利用環境改善部会レポート#02 放り出された「三ない運動」は都道府県ごとで対応に差【二輪車利用環境改善を考える】 2019/09/03 5:30 ヤングマシン編集部 バイクの利用環境には課題が多い。今回は、じつはもう終わっているはずの「三ない運動」が今も高校生に制約を加え続けている問題についてお伝えしていこう。 ●文:田中淳磨(輪 三ない運動もないけど、交通安全教育もない!?【概 要】三ない運動とは、高校生に対してバイクの「免許を取らせない」、バイクを「買わせない」、バイクを「運転させない」というもので、1982年の全国高等学校PTA連合会で決議され、2012年まで全国的な運動として続けられていたものだ。PTAという保護者による組織で始まったものが、その学校の校則を変え、「見つけたら停学だぞ」としっかり生徒手帳に書いてあったことを覚えている方も多いだろう。 〈図1〉交通安全教育実施上
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