海底トンネル― どことなくSF的な響きを持つその言葉に、私の琴線は震わされる。 私が時々拝見する『サイクリングの記録』というサイトで、歩いて渡れる海底トンネルが川崎にあることを知った。「これは一度行かねばなるまい」と、言うことで、海底トンネルツーリングに出掛けることにした。 自宅を9:19に出発。まずは相鉄線の二俣川駅を目指す。 天気は快晴。梅雨の合間の晴れ間、というよりは、もうすっかり真夏の様な強い陽射しが照り付けている。 二俣川駅前の県道40号線を鶴ヶ峰方面へと走る。 本村インターに差し掛かったところで、後方から「ガコン!」という音が聞こえ、何かがスポークに当たった感触がした。『小枝でも巻き込んだか?』と、思い、自転車を止めて後ろを振り返った。すると、サドルバッグにクリップで取り付けていたテールライトが、路上に落ちていた。どうやら振動でクリップが外れてしまったようだ。このまま