2017 - 05 - 07 『黄昏の公衆便所』セイ・ロガン(著)、青波幻次(訳) 随筆・漫文 むかし、ふたりのボクサーが英会話学習のために駅前に行く途中、一匹のオランウータンが場末のラブホテルに入って行くのを見た。するとまもなく、七匹の 皇帝ペンギン が追われるようにしてラブホテルから飛びだして来た。そしてその後から大きなりんご飴を持ったひとりの就活生が出て来て、指名手配犯のようにきょろきょろあたりを見ていたが、またあわててラブホテルへ戻って行ったので、ラブホテルに何かあるのではないかと、ボクサーたちもその後を追って入ってみた。 木工用ボンドを塗られてカピカピになったモネの水彩画を私が手に取り上げましたら、先生が ロメインレタス をかじりながら、録画していた深夜番組についての感想を夜明けまで語ってくれるのでした。 つけっぱなしの プラズマテレビ には青い猫や、大きなパンダや、ブルドーザー
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