2011年01月12日 自閉症の子は 「目で探す」 のが苦手 自閉症の子どもは、脱いだ靴を見失ったり八百屋でリンゴを見つけられないなど、視覚的に物を探し出すことに困難があり、そのため日常的な生活能力が弱体化しているとの研究を、英ブリストル大の研究チームが20日発表した。米科学アカデミー紀要(PNAS)の最新号に掲載される。 これまでの研究では、自閉症児では視覚探索能力が発達しているとの結果が示されている。研究チームは、実生活レベルでの実験で、この学説の真否を確かめた。 研究チームは、子ども40人(うち半数が自閉症児)を対象に、一室内で目標物を探してもらうという実験を行った。従来のようなコンピューターを使ったり卓上で行う実験より、実生活を反映した結果が出るという。なお、「自閉症児は体系の中に潜む規則性を見出しやすく、規則性に敏感である」との最新理論を確認するため、目標物はあちこちに置くの