32コア64スレッドのCPUなんて、たった2年前までは“サーバーのためのCPU”“そんなCPUで何やるんだ”というような雲の上の存在だったが、この常識は2018年以降は通用しない。その理由は、第2世代Threadripperの最上位モデル「Ryzen Threadripper 2990WX」が登場したからだ。ひとつあたり8基のコアを持つZen+世代のダイを4基収容した2990WXは、実売23万円という高価格なCPUながら、メニーコア環境を構築したいコアユーザーに熱狂を持って受け入れられた。 しかし、発売と同時に2990WXは“暴れ馬”であることが判明する。あるアプリ(ベンチ)では猛烈に速いが、別のアプリではコア半数のThreadripper 2950Xと同等というもの。このあたりは筆者のファーストレビューでも検証済みだが、その原因は何なのか?これに対する有効な対策はあるのか?を考えてみたい
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